*北部方面隊
12月8日夕方に正式な自衛隊派遣要請が発表されました。
北海道の鈴木直道知事は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、陸上自衛隊北部方面総監部に災害派遣要請を行い、政府も自治体からの要請を受けて自衛隊に出動を指示。
自衛隊が出動するのは国内最大級のクラスター感染が発生している旭川市で、医療支援を中心に新型コロナウイルスの感染防止対策や患者の治療に協力するとしています。
NHKの記事によると、旭川市の旭川厚生病院では現場の医師から「こんなに一気に感染が広がるとは思っていなかった」「通常業務は全くできず、医療崩壊、機能不全に陥っているのではないか」とのコメントがあるほどに深刻な状況で、通常の医療業務はほぼ全てストップしているとのことです。
ここまで感染が悪化した背景には、新型コロナウイルスの感染速度が想定以上だったことがあり、行政の対応遅れもあって封じ込めに失敗してしまったと見られています。
他にも大阪府が自衛隊に協力を打診中で、医療崩壊を食い止めるかどうかのギリギリの戦いが各地で続いているところです。
旭川厚生病院の医師「通常業務全くできず 医療崩壊と思う」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201208/k10012752741000.html
新型コロナウイルスのクラスター=感染者の集団が国内最大規模で発生している、旭川市の旭川厚生病院に勤務する医師が、NHKの取材に応じ、「通常業務は全くできず、医療崩壊、機能不全に陥っているのではないか」と深刻な医療体制の現状を語りました。
本日、旭川市における新型コロナウィルスの感染拡大防止に関し、道から陸上自衛隊北部方面総監部に災害派遣要請を行い、自衛隊においては直ちに派遣を決定いただきました。
今回、様々な困難も予想される派遣を快諾いただいた陸上自衛隊北部方面総監部の皆様に心より感謝申し上げます。
(続)
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) December 8, 2020
これまで旭川市内の集団感染発生を受け、直ちに、広域支援チームを編成・派遣するとともに、道内外から医師や看護師などの応援をいただき、約70名、延べ295人に及ぶ支援を行ってまいりました。
(続)
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) December 8, 2020
しかしながら、12月5日には国内最大規模のクラスターとなるなど猶予できない事態が生じたことを受け、旭川市民の皆様、道民の皆様の生命を守るためには、自衛隊の皆様の力もお借りして、この難局にあたっていかなければならないと決断するにいたりました。
(続)
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) December 8, 2020
西川旭川市長には、私からお声かけし、現在の深刻な状況を踏まえると、一刻も早く自衛隊に派遣をお願いすべきという点で意見の一致を見ました。
道と旭川市、そして、自衛隊の皆様と力を結集して集団感染の収束に向けて全力を尽くしてまいります。
(続)
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) December 8, 2020
道内では、現在も大変厳しい感染状況が続いています。
道民の皆さま、道内に滞在されるすべての皆さまにおかれましては、徹底した感染防止対策へのご理解とご協力を、心からお願い申し上げます。
— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) December 8, 2020
新型コロナウイルス感染症に対する市中感染対応に係る災害派遣等について pic.twitter.com/lAcFjKdOM2
— 防衛省・自衛隊(災害対策) (@ModJapan_saigai) December 6, 2020
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