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神奈川県が入院患者の選別開始、患者を点数化して基準以下はホテルか自宅療養 ホテルで死亡例も 市民「事実上のトリアージだ」


*神奈川県
神奈川県が今月から運用を開始した独自の入院基準に批判が高まっています。
神奈川県は12月7日から入院基準を点数化すると発表し、一定の点数まで到達しなかった患者は受け入れない場合があるとしています。

この点数は入院基準が5点で、75歳以上だとスコア3、糖尿病などの基礎疾患持ちがスコア2、新型コロナウイルスの無症状患者はマイナス1という感じで点数配分が決まっているのです。

例えば、75歳以上の基礎疾患持ち男性が新型コロナウイルスの無症状患者だった場合、スコア3にスコア2を足して、そこからマイナス1の計4点となります。
スコア以下だった患者は原則としてホテル療養か自宅待機となり、診断した医師の判断によっては例外措置も認めるとしていました。

しかしながら、新たな入院基準を運用開始してから1週間もしない内に、神奈川県のホテルで療養中だった感染者の男性が急死。
診断では軽症扱いでしたが、数時間程度で症状が一気に悪化したとして、神奈川県民の間では動揺が広がっています。

神奈川県は「これまでの医療現場の知見や世界中の科学的データに基づき、入院優先度判断スコアによる入院判断を行うこととしました」などと説明していますが、新型コロナウイルスの症状が軽症から一気に重症化することは世界的に知られている事実で、本当に入院基準を強化することが正しいのか疑問があるところです。

 

↓入院基準のスコア

 

入院適応の見直しについて
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/ms/hybrid_20201208.html

県は、新型コロナウイルス感染症の病床を拡大しようと努めてまいりましたが、現在の新型コロナウイルス感染症患者の急増により病床確保が困難な状況になっています。このままでは、救急医療や悪性腫瘍、慢性疾患などの新型コロナウイルス感染症以外の通常医療を抑制せざるを得ない状況に陥ることが強く危惧されています。

そのような中、従来は、酸素投与が必要な方、65歳以上の方、基礎疾患を有する方が新型コロナウイルス感染症患者となった場合は、無症状または軽症であっても一律に入院していただいていましたが、病床ひっ迫の現状を踏まえ、これまでの医療現場の知見や世界中の科学的データに基づき、入院優先度判断スコアによる入院判断を行うこととしました。

なお、本スコアは入院判断の目安として用いられるものですが、スコアに反映できない患者一人ひとりの状況などから医師が入院すべきと判断した際には、医師の判断が優先されます。

 

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