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Gotoが感染拡大の原因!?国立感染症研究所が新型コロナのゲノム解析公開!「既に何度も変異」「7月以降は全て同じ起点から拡大」


12月に国立感染症研究所が新型コロナウイルスのゲノム解析結果を発表しました。

このレポートには新型コロナウイルスが既に何度も変異を繰り返していることと、日本で広がった感染は大きく分けて中国系統と欧州系統の2種類があり、7月以降の感染はほぼ全てで欧州系統が再燃した形だとまとめられています。
そして、欧州系統の感染経路や感染拡大の流れを見てみると、7月以降の感染拡大に関しては同じ起点から一気に広がっていました。

当時に一番感染者数が多かったのは東京なので、国立感染症研究所が指摘している起点は東京由来ということになります。

7月といえば、Gotoトラベルキャンペーンが始まった時期であり、感染拡大の傾向や国立感染症研究所のゲノム解析結果からもGotoが感染拡大の要因になったことが明確に示されていると言えるでしょう。
政府が存在していないと繰り返していたエビデンスがこれで証明されたわけで、「新型コロナウイルスとGotoは無関係」などと詭弁を言い続けるのは無理になったのではないかと思われます。

ちなみに、秋以降のヨーロッパで問題となっている新型コロナウイルスの変異種はまだ日本に来ておらず、この変異種が日本国内に侵入すれば、今まで以上に感染が拡大することになりそうです。

 

新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査(2020年10月26日現在)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2488-idsc/iasr-news/10022-491p01.html

図に示したとおりSARS-CoV-2はすでに多くの変異が蓄積されてきていることが分かる。しかしながら、通常その変異は中立の変異であり、ウイルスの性状に大きな変化を来さないと考えられる。SARS-CoV-2の塩基変異に伴う病原性の変化についての議論がしばしばみられるが、病原性はゲノム情報だけでは検証できず、臨床情報とウイルス学的な実験検証結果を照らし合わせて総合的に判断する必要がある。

日本国内で拡大進行中の“系統”において、ワクチン・ターゲットであるSpikeタンパク質に特段の中和活性を落とすと推定される変異はみつかっていない。Spikeタンパク質の変異として知られる614番目のアスパラギン酸がグリシンに変異したSpike: D614Gは、3月の欧州系統に由来する株が持つ特徴である。日本のほぼすべてのSARS-CoV-2はD614Gを基本にした株であり、現在の流行株もD614Gを継承している。D614Gの評価について、Nature誌に概説が公開されている8)。

コロナ第3波の元凶は「GoTo」だった! 国立感染症研究所のレポートでエビデンスが
https://news.yahoo.co.jp/articles/3633017b674b32452a3436a28e907d5ecf570f68

「感染拡大の原因であるとのエビデンスは存在しない」――。肝いりの「Go To トラベル」をめぐる批判に、こう繰り返してきた菅首相だが、「言い逃れ」はもはや通用しない。新型コロナウイルスの感染拡大とトラベル事業の因果関係を示す「エビデンス」が示されたからだ。

 

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