新型コロナウイルスをキッカケにして、日本の医師数と看護師数に注目が集まっています。
日本は病床数だけならば先進国の中で上位に入る数を保有していますが、医師数と看護師数で見ると一気に数字が転落し、100床あたりの医師数だとイギリスの5分の1程度に減少。
看護師数でもアメリカやイギリス、ドイツ、フランスなどの先進国と比較して、半分以下の数字になっていました。
アメリカでは病床100床あたりの看護師数は380ですが、日本はなんと78.9だけなのです。
日本の医療機関は大量の病床を数少ない医師らで何とか維持していましたが、それを政府はムダ削減の一環で公立病院などをドンドン縮小し、医師一人あたりの負担が増大していました。
このような状況下で新型コロナウイルスの大流行が発生、一気に医療機関の負担が増大した結果、今のような医療崩壊が各地で起きてしまったと見られています。
もはや医師と看護師を増やす以外の解決策が無く、政府が旗振り役となって大量の資金支援と海外の医療チームを要請するしかありません。
合わせて新型コロナウイルスの長期化や将来の世界的大流行に備えて医師の育成に政府がお金を使うべきであり、セットで医師や看護師の採用枠も広げるように促さなければ意味が無いです。
日本政府は場当たり的な対応ばかりをしていますが、もっと重要なのは医療現場を支えている人で、それをどうにかしなければ、日本の医療提供体制はずっと悪いままとなるでしょう。
“病床数多く医師少ない” 患者受け入れ病床ひっ迫の背景は
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210114/k10012815021000.html
日本の新型コロナウイルスの感染者数は欧米各国に比べて桁違いに少ない一方で、患者を受け入れる病床のひっ迫が問題になっています。背景の1つとして、日本は人口当たりの病床数はOECD=経済協力開発機構の加盟国の中で最も多い一方、医師の数は少なく、規模の小さい民間病院も多いことなどから、患者の受け入れを増やすことが難しいことが指摘されています。
日本の医師・看護師数はなぜこんなに少ないのか?
20年間で新自由主義、効率化の名の下、公立・公的病院を減らしてきた。
医師は偏在しているだけ
看護師も足りないとは認識していないと政府。
コロナ禍の今でもそのような認識。
この認識を変えさせていかなくては。 pic.twitter.com/Luch3eanDa— 愛知県医労連 (@irouren) January 9, 2021
「他の国に比べて病床数が多いのに、どうして医療崩壊の心配しているの?」との質問が多いので、補足させていただきます
■ 病床はあっても、医師や看護師などがいない
■ ECMOなどはたくさんの人手が必要、また誰もが使えるわけではない
■ さらに地域によっても偏りがある(特に地方はピンチ)— 亀田総合病院(ちっとばあり公式) (@kmc_pr) January 8, 2021
OECD諸国の医師数を比較したチャートです(人口1000人あたり、2019年以降の各国のデータをまとめたものです)。日本は下から8番目になります。
元データはこちら:https://t.co/ifEoS9hbSc pic.twitter.com/hLL17v1ryU
— 亀田総合病院(ちっとばあり公式) (@kmc_pr) January 8, 2021
いろいろな要因があれど大きな要因としては日本は病床数は多いがそれに比して医師の数が少ないことがあげられる(添付図参照)
そしてさらに勤務医の過酷な労働状況が加わる。当直の次の日は日勤、また当直や時間外労働の手当てを払わない。
https://t.co/RDou9NcLt1こんなふうにギリギリで回して https://t.co/WGlxIf7hsN pic.twitter.com/CLJGuiECUe
— "最前線にマスクと防護具を"実行委員会 (@covid19maskjp) January 13, 2021
たつはるさん(@tatsuharu2020)の見事な着眼点。
「PCR検査は意味がない」を各国でgoogle検索したヒット数:
ロシア:1,450
韓国:10,100
ドイツ:34,100
フランス:373,000
アメリカ:582,000
日本:346,000,000日本でだけPCR検査は意味がない?
明らかに扇動されています。https://t.co/Q8BOR6UuzN— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) January 10, 2021
いいね!しよう