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福島第一原発の水位低下は原因不明、震災から10年でもトラブル続出!建屋上部で7京ベクレル 排水路では放射能の高警報 


*東電
福島第一原発事故から10年の歳月が経過しましたが、依然としてトラブルや問題が山積みとなっています。

2021年2月13日に福島沖で震度6強の強い地震を観測した後から、福島第一原発では1号機と3号機の原子炉格納容器で水位低下が発生。今も水位低下の原因は分かっておらず、東電が冷却水の注水量を増やすなどして応急処置を続けています。

また、3月2日午後6時18分には物揚場排水路の簡易放射線検知器で高い放射能の検出を伝える警報が発生しました。東電は「敷地境界のモニタリングポスト及びダストモニタ、構内ダストモニタに有意な変動なし」として、大きな異常は起きていないと伝えていますが、原子炉格納容器の水位低下が報告された時期だけに、これも何らかの関連性があると疑われているところです。

原子力規制委員会は福島第一原発の調査報告書を発表し、2号機と3号機の建屋上部にあるシールドプラグと呼ばれるコンクリートの「ふた」に合わせて7京ベクレルの放射性物質が付着している可能性があると明らかにしました。
あまりにも線量が高いことから人が近付くことすらできず、廃炉作業の大きな障害になると予想されているところです。

福島第一原発の廃炉作業は30年近い歳月が必要だと言われ、今後も数十年単位でこの福島第一原発と日本国民は付き合い続けることになるでしょう。

 

福島第一原子力発電所の状況について(日報)
https://www.tepco.co.jp/press/report/2021/1583175_8989.html

・2月19日にお知らせした1、3号機原子炉格納容器内水位について、その後の状況をお知らせします。[3月10日午前11時現在]1号機:現状の水位は、温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間にある。(原子炉格納容器底部はT.P.+4,744mmである)
3号機:現状の水位は、水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間にある。(原子炉格納容器底部はT.P.+4,044mmである)
※原子炉格納容器内水位(圧力抑制室圧力の水頭圧換算による計算値):T.P.+9,573mm
(2月19日17時時点の計算値:T.P.+9,623mm)
※原子炉への注水は安定して継続実施中
※原子炉圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能及び敷地境界モニタリングポスト等に有意な変動なし
なお、過去の注水停止試験において水位低下により格納容器圧力も低下したが、放射性物質の飛散などによる外部への影響がないことを確認している。今後も水位低下が継続した場合、同様な事象が発生するものと思われるが、慎重に監視していく。

“建屋上部で激しい汚染見つかる” 福島第一原発 調査報告書
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210310/k10012907351000.html

原子力規制委員会は、おととし再開した東京電力福島第一原子力発電所の事故調査の報告書をまとめ、原子炉建屋の上部で激しい汚染が見つかるなどしたことから、今後の廃炉作業について東京電力と検討を進めるとしています。

 

 

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