新型コロナウイルスの影響で貧困状態が拡大し、それを受けて生理用品すら買えない若者が増加しています。
NHKの記事によると、若者を対象にしたアンケートでは700人のうち2割が「生理用品を買うのに苦労したことがある」と答え、各地で生理用品が買えないことで日常生活に支障が出ている若者が増えているとのことです。
この事態を受けて東京都豊島区では3月15日から生理用品の配布を行っており、多くの人たちが配布に並んでいました。
新型コロナウイルスの影響で飲食店や接待関連、宿泊業などの仕事が激減し、これによって若者のアルバイト収入が一気に無くなっています。
特に学生の若者だと、生活費の多くをアルバイト収入に頼っていた子が多く、アルバイト収入が絶たれたことで生理用品を買えないというようなケースが多発。
政府規模の支援や給付金が無ければ、このような貧困は水面下でドンドン拡大することになりそうです。
コロナ禍で困窮する人が増える中、経済的な理由で学生などが生理用品を買えず、日常生活に支障が出ていると指摘されている問題を受け、東京 豊島区が生理用品を無料で配るなど支援の動きが広がり始めています。
豊島区は、3月15日(月曜日)より、金銭的な理由で生理用品を購入できない女性を支援するために、防災備蓄用の生理用品を配布することといたしました。
1月末に立ち上げた、若年女性への支援策を検討する「すずらんスマイルプロジェクト」に参加する支援団体からは、「相談を受けているなかで、生理用品を渡すことがある」との声が寄せられていました。生理の貧困への対応は、当事者が声をあげにくいことから、社会的な課題となっています。このような状況を踏まえ、豊島区では防災備蓄用の生理用品が入替時期になっていたため、それを活用して生理用品を配布することといたしました。
また、NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークが地域団体と連携して実施している、就学援助受給家庭やひとり親家庭等を対象とした『としまフードサポートプロジェクト』において、3月20日(土曜日)、21日(日曜日)に食材やお菓子等を配付する際に、一緒に配付します。緊急配布場所
豊島区立男女平等推進センター:100パック
豊島区民社会福祉協議会: 100パック
豊島区本庁舎4階「女性相談」:30パック
としまフードサポートプロジェクトを通じた支援分:500パック
経済的な理由で生理用品が買えない人への支援の動き広がる
豊島区 3/15から無料配布
本人確認なし
窓口に置かれたカード見せるだけ
・区役所本庁舎4階
・男女平等推進センター3階
・社会福祉協議会4階若者グループ「#みんなの生理」
無料配布などのため寄付を受け付けhttps://t.co/3uTSnaCGav— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) March 13, 2021
「金銭的理由で生理用品の入手に苦労したことがある」という人の割合が20.1%、「金銭的な理由で生理用品でないものを使った」と答えた人の割合が27.1%、「生理用品を交換する頻度を減らした」と答えた人の割合が37.0%。
「生理の貧困」の知られざる実態とは?
https://t.co/LHdkSbVaZS— 現代ビジネス (@gendai_biz) March 8, 2021
東京都豊島区では「生理の貧困」対策として、来週から生理用品の無償配布を行うそうです❗️https://t.co/49YbWE3RTL
— 田中ひかる (@tanakahikaru77) March 9, 2021
「生理の貧困」が日本でも知られ始めましたが、バスカフェでも、一番多く出るのは、生理用品。コンドームも必要としている子が多いですが、コロナで貧困が広がり「お菓子よりも、お米。コスメよりも下着や靴下が欲しい」など、生きていくために必要な食品や生活用品を希望する人が多くなっています。
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) March 9, 2021
生理の貧困って記事を読んで、個人差はあれど初潮から閉経までの長い年月の中で常に必要であり続ける生理用品について、色々考えてしまってぐるぐるしています。
性について、生理について、もっと理解し合えたり、話し合えるといいよね。
— SAYAKA AKIMOTO (@akimotooo726) March 9, 2021
5人に1人の若者が「金銭的理由で生理用品でないものを使ったことがある」。
「生理用品を交換する頻度を減らしたことがある」は37%。#みんなの生理 オンライン調査で、日本でも“生理の貧困”があることが明らかに。3/9しんぶん赤旗 pic.twitter.com/1dYI7dhQTt
— JCPジェンダー平等委員会 (@JCPgenderec) March 9, 2021
最近『生理貧困』が問題になっています。
日本の若い女性の5人に一人が、貧困で生理用品が買えないそうです。
また女性の8割が生理痛、イライラに苦しんでいるというデータが。
ストレスや疲労で「肝」の機能が低下すると、気の流れが悪くなり血の流れも悪くなります。
そのため、生理痛やPMSに❣️ pic.twitter.com/ETvdhv8DvL
— 小林 広美@平塚漢方堂(日曜日は休み) (@3TFqrMIh1XcPtXv) March 9, 2021
貧困やネグレクトで生理用品にさえ苦労する子供に、助ける意思のある大人たちで助けようって話してるのに、なんで手間のかかる布ナプキンや月経カップや古着を使えという話が出てくるんだ。目指すのは少しでも快適にであって、貧しい子供は工夫・手間をかけろではないよ。
— 丙ウマ・サーマン (@hinoeumathurman) March 9, 2021
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