オーストラリア政府が中国と結んだ巨大経済圏構想「一帯一路」からの離脱を表明しました。
AFP通信によると、オーストラリア政府はビクトリア州が中国と結んでいた協定を「外交政策に矛盾する」として、4月21日付けで破棄すると決定。
破棄となったのは一帯一路に関係している2つの協定を含む4件で、外交政策だけではなく、経済政策においても中国との対立がハッキリと明確になった形です。
オーストラリアは国が州や地方自治体の協定をチェックし、国益に反する協定は政府が取り消すことが出来ると定めた新たな法律が昨年に成立したばかりでした。
また、フィリピンでもドゥテルテ大統領が南シナ海問題で中国の進出を強く批判する声明を出して、中国の軍事活動をけん制。
一方で、中国側は日米の共同声明で「台湾」が盛り込まれたことなどに強く反発している状態で、日本への報復措置を示唆しています。
巨大化して進出を強める中国と周辺諸国の対立が鮮明になってきたと言え、これから日本を含めて、対中関係は激化することになりそうです。
中国が日本に「強力な報復」に出る可能性―米華字メディア
https://www.recordchina.co.jp/b875230-s25-c100-d0193.html
20日、米華字メディア・多維新聞は、日米首脳会談の共同声明に台湾問題を盛り込んだ日本に対し、中国が安全保障面で強力な報復に出る可能性があると報じた。
2021年4月20日、米華字メディア・多維新聞は、日米首脳会談の共同声明に台湾問題を盛り込んだ日本に対し、中国が安全保障面で強力な報復に出る可能性があると報じた。
記事は米ワシントンで16日に行われた日米首脳会談後に発表された共同声明で、52年ぶりに台湾問題への言及があり、中国をけん制したと紹介した上で、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの20日付報道を引用。中国国内の専門家が「中国による日本への報復は不可避」との見方を示したことを伝えている。
豪、州政府の中国「一帯一路」参加協定を破棄
https://www.afpbb.com/articles/-/3343302
【4月21日 AFP】（更新）オーストラリア政府は21日、ビクトリア（Victoria）州政府が中国と締結していた巨大経済圏構想「一帯一路（Belt and Road）」への参加協定が、国の外交政策と矛盾するとして、これを破棄する方針を発表した。
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