*西浦教授
京都大学の西浦博教授が現在の感染爆発について、悲観的な予想を現代ビジネスの記事に掲載しました。
西浦教授は記事の中で現状に関して、「ゲノムデータを見る限り7月には急増があることを予測してきたが、予測している自身でもここまで疫学的に明白に実効再生産数が上昇するのを肌で感じるとは思わなかったと言っても過言ではない。それくらい感染性の加速が明白だった。デルタ株の高い基本再生産数に由来する相対的な感染性の増加が、ぐんぐんと実効再生産数の上昇につながったのである」と述べ、7月の感染拡大を予想していた西浦教授にとっても驚く勢いで感染が拡大していると告白。
仮に今のペースで感染拡大が続いた場合、第一回目の緊急事態宣言に匹敵するような移動の抑制があったとしても、感染者数は横ばいにするのが限界で、大きく減ることはないだろうと予想しています。
もはや感染拡大が一定のラインを超えてしまったとして、「日本ではもう十分すぎるだけのデルタ株の感染者数がいて、確率性に頼って消えることを期待することは国レベルでは難しい。他の国に目を向けてみても、あの優等生であったオーストラリアが苦戦しており、シドニーもロックダウン延長に踏み切るなどしている。シドニーではロックダウンに反対するデモが起こっており、どの国も苦労していることが理解される」などと現状を各国と比較してまとめていました。
西浦教授がここまで厳しいことを書くのは初めてと言って良いレベルで、それ程までに現在の感染状況が段違いに厳しいことを意味していると言えます。
第一回目の緊急事態宣言やロックダウン(都市封鎖)をしても新型コロナウイルスの感染拡大を止めることが厳しいかもしれない状況だと意識することが大切であり、文字通りの有事だと日本国民全員が共有して、1人1人がウイルス対策を強めることしか解決策は無いのかもしれません。
要するに「8割削減では減らない可能性がある」ということである。
今後、成人の希望者における予防接種が完了するところまで緊急避難的に感染リスクを小さく保って走り抜けたいならば、上記の計算からすれば、1日でも早く横這いかそれ以下の状態にして、予防接種が希望者全員に行き渡るまでに流行レベルを低く維持することが少なくとも求められる。そのほうが、いま爆発的に流行が起こってしまうよりもトータルの死亡者数は少なく済み、医療への負荷も小さく済むだろう。
しかし、それほどの危機感はまだ共有できていない。政治家はこの段階でロックダウンの法制化について「議論したらいい」などと悠長なことを言及する状態である。対策に関わっていても、残念ながらオリンピックの全日程がほぼ終わるところまでラジカルな対策が実施されにくい。そこまでにどれくらいの被害になった上で横ばいにできるのだろうか、胃が痛くてならない。
東京都の先週今週比は実効再生産数より少しオーバーな値を与える便利指標。先週に高くて7月26日に1.96、27日2.05、28日1.73、29日1.95と続き、30日2.43、31日3.59。どこまで伸びるのかと思い見ていました。しかし、今週月曜日から下がり、2日1.54、3日1.30、4日1.31となり今日も1.30。どうしてか。1/5
— Hiroshi Nishiura (@nishiurah) August 5, 2021
悔しくてたまらんです。ことここに至るまでのプロセスが最悪でした。人をなじるよりも仕事で前を向いて自分の仕事をして解決できることを解決します。 https://t.co/FSqytwQwrC
— Hiroshi Nishiura (@nishiurah) August 2, 2021
ものすごくシンプルな話ですが、基本再生産数が5.0ということは、「接触8割減」でも感染者数が減らないということになります。
一回目の緊急事態宣言並みに人流を減らしても足りないというのは…地獄です。
西浦博教授が描く「私が最も恐れ、怯えているシナリオ」の“中身”https://t.co/PIWkC8TYwA
— 手を洗う救急医Taka(木下喬弘) (@mph_for_doctors) August 3, 2021
自分でもこの心境の変化面白いなと思うんだけど、これくらいでもまじめに話してもらえたら、最後の結論には納得できるんだよな。議論するべきことはたくさんあるんだけど、まず協力してみようって気になれる。https://t.co/ReMCI4O8KT
— 星原渚 (@n_hoshihara) August 3, 2021
西浦おじさんの新作みっけ
流行拡大を受けて、「あの頃と同等に対策しなければならない」という声も
最も低いとされるデルタ株の基本再生産数の想定値を使っても1.25
それより高い6.0が基本再生産数だと1.50
1を上回ってしまう
要するに「8割削減では減らない可能性がある」https://t.co/fRocmyVHrp— Takayuki (@tak2949) August 3, 2021
今の感染状況はなんだかんだ「言っても聞かない」人々が核になってるのは最初から分ってた。無理😓https://t.co/9hFwLpicZG
— @ktsume58311 (@ktsume583111) August 4, 2021
デルタ株が R~5-7 とすると9割削減しないと R<1 にならないという話。中国ではロックダウンしてない都市もあるけど大規模検査は必須https://t.co/SF7FGzuG4F
— Ryo Suzuki (@suzuki__r) August 3, 2021
ひとまずは、西浦先生の話に耳を傾けましょう。今が踏ん張りどころです!
— 西園寺是清 (@threshold_level) August 4, 2021
デルタ株では接触8割削減でも感染が減らせない可能性があると。
日本はその感染率の低さから膨大な感染予備軍を抱えており、これまで日本の感染対策が全て通じないとなると破滅が見える。
流石に先生も困りきっていて、協力を呼びかけるという何とも切実な〆になっている。https://t.co/SJzPrC7Wou— かも (@R3000C) August 3, 2021
どうして、国民が破滅に走るのか。答えはたった一つ。菅が協力金を払わんからですよ。ケチるからですよ。
西浦博教授が描く「私が最も恐れ、怯えているシナリオ」の“中身” @gendai_biz https://t.co/NVxAyzAQRT #現代ビジネス
— 大阪が好きやねん【公式】@維新にこれ以上大阪を壊されてたまるか! (@oosakahaoosaka) August 4, 2021
デルタ株の感染性は、これまで対峙していた従来株とは「別次元」のレベルだと理解することが必要です→『新型コロナ デルタ型変異ウイルス 感染力、重症化リスク、ワクチンの効果など 現時点で分かっていること』https://t.co/1Ld4QkVw2i
— 今村顕史 (@imamura_kansen) August 2, 2021
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