空港の検疫で帰国者が新型コロナウイルスの陽性反応となり、そのまま入院できずに待機状態となる事例が続出しています。
朝日新聞は「空港近くのホテルには現在、陽性の帰国者約60人が隔離され、そのうち約2割に発熱などの症状がある」「40度近い高熱の患者もいて、血中酸素飽和度は酸素吸入が必要とされる93%前後が多いという」と報道し、厚生労働省からの情報として、空港検査で陽性反応になってから入院できない患者が増えていると掲載。
国内で新型コロナウイルスの感染者数が急増していることから、病院側が受け入れを拒否する事案が多発していると取り上げていました。
既に首都圏の病床使用率は満床状態で、新型コロナウイルス対策ダッシュボードの統計だと300%を超えている場所も多いです。
しかしながら、このような危機的な状況でも日本政府は入国者の上限を1日2000人から1日3500人に緩和すると決定しています。
緩和の理由について、「東京オリンピックが閉幕し検疫の態勢に余裕ができたため」と政府は説明していますが、患者の受け入れすら出来ない現状で入国枠を拡大するのは、普通に考えれば誰もが分かるほどの愚策です。
成田空港で新型コロナウイルスの陽性が判明してホテルに隔離された帰国者が、症状が悪化して入院を依頼しても、満床状態の病院側から断られるケースが相次いでいる。
日本への帰国者は、空港検査で陽性が判明すれば、2回の陰性確認などがされるまで、検疫所が用意するホテルに隔離される。
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政府が「入国者上限」を1日3500人に緩和へ!五輪終了で検疫体制に余裕と説明 国土交通省が通知
https://johosokuhou.com/2021/08/14/50207/
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