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新型コロナのmRNAワクチン、2回接種で入院や死亡数は25分の1 デルタ株でも高い重症予防効果 副反応リスクには個人差


*厚生労働省
新型コロナウイルス用のワクチンでは「mRNAワクチン」が主流となっていますが、このワクチンの効果に関するデータが世界各国で揃ってきました。

アメリカのCDC(疾病対策センター)の発表だと、10万人(1週間)を対象とした調査で新型コロナウイルスの感染状況は、2回のワクチン接種を受けた人で発症数は8分の1、入院や死亡数は25分の1だったとのことです。
いわゆるデルタ株に関しても、発症予防こそ低下していますが、イスラエルの調査で重症化や死亡の予防効果は93%を維持していました。

現代ビジネスの記事によると、mRNAワクチンはそもそも1980年代に実用化を目指して研究が進んでいたとして、30年ほど前から世界各国の研究機関で試行錯誤が行われていたと伝えられています。
様々な研究開発を得て技術的な基礎が確立したのが2005年で、mRNAを構成する物質の1つ「ウリジン」を変えることで細胞に炎症が起きないことを確認。

mRNAワクチンには人工的に合成した新型コロナウイルスの設計図が入っており、それを予防接種することで体内の免疫が対抗手段を把握し、予防接種直後は副反応として擬似的な症状が出ることになります。

ただし、人によってはその副反応が大きくなってしまうこともあるわけで、日本においても厚生労働省が複数の事例を「因果関係あり」と認定したばかりです。

酷い副反応に関しては発生件数が少ないですが、それでも報告事例は各国から来ていることを考えると、ワクチンの効果と副反応のリスクを天秤にかけて検討する必要があります。

 

ブースターの有効性裏付ける科学的根拠強まる-倫理・政治的議論の中
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-22/QY98KWT0G1KZ01

世界ではまだ多くの人が新型コロナウイルスワクチン未接種であることから、3回目のブースター(追加免疫)接種を巡り倫理・政治的な観点から議論が巻き起こっている。しかしブースター接種の有効性を裏付ける科学的根拠は強まっている。

デルタ株に効く? 安全性は? 「新型コロナのmRNAワクチン」…研究の第一人者に聞いてようやくわかった“本当の評価”
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/86304?imp=0

新型コロナウイルスが最初に見つかってわずか1年で実用化された「mRNAワクチン」。臨床試験で確認された発症予防効果はファイザー製で約95%、モデルナ製で約94%と、十分な有効性が認められています。

7月にアメリカのCDC(疾病対策センター)の研究者が発表したデータでは、1週間の10万人あたりの新型コロナウイルス関連の発生人数で見ると、2回接種済みの人は接種していない人に比べて、発症数は8分の1、入院や死亡数は25分の1だったことが示されました。

 

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