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暴力団の工藤会トップに死刑判決、裁判所で「あんた後悔するよ」と発言 過去に数々の襲撃や安倍晋三氏の選挙疑惑も


特定危険指定暴力団・工藤会のトップに初めて死刑判決が言い渡されました。
死刑判決となったのは工藤会総裁の野村悟被告(74)で、合わせてナンバー2の田上不美夫被告(65)にも無期懲役が言い渡されています。

西日本新聞の記事によると、死刑判決が言い渡された場面で野村被告は「公正な判断をお願いしたんだけど、全部推認、推認。こんな裁判あるんか。あんた、生涯、この事後悔するよ」などと裁判長に向けて発言。
判決の内容に強い不満を示し、裁判長から2度も退廷を求められたと報じられています。

工藤会は過去に数々の襲撃事件を起こしていると言われ、ネット上だと工藤会の倉庫からロケットランチャーが押収されたとのニュースが話題になったこともありました。

さらに昔の事件だと安倍晋三氏の事務所が選挙関連で依頼を行ったとの疑惑もあり、その依頼報酬を巡って衝突した結果、火炎瓶を投げ込まれるという騒動があった団体です。

今回の裁判で争点となったのは4つの市民殺傷事件で、検察や裁判所はトップの指示が無ければ出来なかったとして、野村被告に死刑を求めていました。
組織のトップとして部下たちが引き起こした犯罪行為を問われた形で、野村被告側は控訴する見通しです。

 

【ドキュメント】工藤会トップ判決 「こんな裁判あるんか」
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/789599/

【最新】午後4時ごろ、死刑判決を言い渡されると、野村被告は「公正な判断をお願いしたんだけど、全部推認、推認。こんな裁判あるんか。あんた、生涯、この事後悔するよ」と足立勉裁判長に向かって強い口調で発言した。無期懲役を言い渡された田上被告は「ひどいな、あんた、足立さん」と述べた。裁判長は2度、「退廷してください」と求めた。

 


 

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