*厚生労働省
新型コロナウイルス用のワクチンから多数の異物混入報告があった問題で、武田薬品工業株式会社が厚生労働省に調査報告を伝えました。
調査報告によると、異物の正体はステンレスで、いわゆる製造機器の破片が混入した可能性が高いとのことです。
製造過程で混入したと見られ、厚生労働省は「ステンレスは、心臓の人工弁や金属製のステープルなどの医療機器に使用されており、極めて小さな粒子状の金属が仮に筋肉内に注入された場合でも医療上のリスクが増大する可能性は低い」などと説明しています。
当初は政府の担当大臣らが「ゴム栓の可能性が高い」などと発言していましたが、それは否定された形です。
新型コロナウイルスワクチンの一部ロットにおける異物混入に係る調査結果について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20855.html
本日、武田薬品工業株式会社より、別添のとおり、新型コロナウイルスワクチン(販売名:COVID-19 ワクチンモデルナ筋注)の使用見合わせロットにおける異物混入に関する調査結果について報告がありましたので、お知らせいたします。
一般的名称:コロナウイルス修飾ウリジンRNA ワクチン(SARS-CoV-2)
販売名:COVID-19 ワクチンモデルナ筋注
対象ロット: Lot 3004667(約5万7千本)(約57万回接種分)
Lot 3004734(約5万2千本)(約52万回接種分)
Lot 3004956(約5万4千本)(約54万回接種分)○調査結果の概要
・ 混入した異物は、製造機器の破片(ステンレス)であること。
・ ステンレスは、心臓の人工弁や金属製のステープルなどの医療機器に使用されて
おり、極めて小さな粒子状の金属が仮に筋肉内に注入された場合でも医療上のリスクが増大する可能性は低い。
・ 当該ロットについては、9月2日から回収する予定。
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