テレビやネットで「親ガチャ」という単語が話題を集めています。
親ガチャとはそのままの意味で、親のガチャガチャ(ランダムくじ的な)がそのまま自分の人生を決めるというものです。
親ガチャに失敗したら人生はどんなに頑張ってもどん底だとして、自分の人生が悪いのは親ガチャのせいだとネットで話題になり、それがテレビでも議論されるほどに注目を浴びています。
旧2ちゃんねる(5ちゃんねる)の創設者である西村ひろゆき氏は、「令和2年度は児童相談所の児童虐待対応件数は20万5029件、過去最多。子供は減ってるのに、児童虐待が増えてるわけです」「ひどい親がいる現実をほっといて『親ガチャ』という言葉を使うのは良くないとか言ってるのは、恵まれた環境で育った人の驕りだと思うおいらです」とコメントし、親ガチャは正論だと肯定。
親ガチャを批判する人は恵まれた立場から見ているとして、親ガチャは間違っていないと強調していました。
他にもジャーナリストの浜田敬子さんがテレビ番組で「気持ちはすごく分かります。昔は一億総中流みたいな形で、大学進学など、努力によって克服できることが多かった。今は親世代の格差自体が開いてしまって固定化されてしまっているし、格差を克服するための競争の土台も整っていない」と述べ、格差拡大が親ガチャを生み出した背景にあると解説しています。
親ガチャで困っている若者を減らすには政府が動いて支援する必要があるとして、国の政策に盛り込むべきではないかと提案していました。
このように「親ガチャ」という単語は世代や媒体を超えて広がっており、日本社会の問題として共通のテーマになろうとしています。
「親ガチャ」と格差と政治 羽鳥慎一「つまりは『社会ガチャ』」
https://www.j-cast.com/tv/2021/09/15420310.html
「みなさん、『親ガチャ』という言葉をご存知でしょうか。子どもは親を選べないという意味なんですけれども、この言葉が今、議論になっています」と司会の羽鳥慎一が切り出した。15日(2021年9月)の放送。
「親ガチャ」とは、「どういう境遇に生まれてくるかは運任せ」ということを、何が出てくるのか分からないカプセル式のおもちゃに例えた言葉。自分の境遇に恵まれていなことを「親ガチャにはずれた」と嘆くなど、若者の間で使われている。
令和2年度は、児童相談所の児童虐待対応件数は20万5029件、過去最多。
子供は減ってるのに、児童虐待が増えてるわけです。ひどい親がいる現実をほっといて「親ガチャ」という言葉を使うのは良くないとか言ってるのは、恵まれた環境で育った人の驕りだと思うおいらです。https://t.co/SgJ0TB9qpM
— ひろゆき, Hiroyuki Nishimura (@hirox246) September 12, 2021
てか”親ガチャ”って言葉に不快感示してる人ってなんなの。”生き物は産まれてくる環境も親も選べない”ことをわかりやすい表現で表してるだけじゃね?「産んでくれた、育ててくれた親に向かって〜」って思考なんだろうけど、親ガチャはこの世の真理で真実です。親側には産むかどうかの選択権あるけどね。
— らん/LAaaaaaN (@Yua5CsLSwPfcK7d) September 16, 2021
実は親ガチャ以上に重要なのは「性別ガチャ」です。女性に生まれればある程度人生が約束されます。
— すもも (@sumomodane) September 17, 2021
30代息子「親ガチャ失敗した」
60代母「よそはよそ うちはうち」 pic.twitter.com/KIQ0If839n
— デストロ医ヤー (@iSU52hSw) September 17, 2021
「毒親」も「親ガチャ」もそれが必要な人のための言葉だからその人が使うかどうか決めたらいい。使う必要のない人がジャッジするのは酷すぎる。家や家族の地獄は当人にしかわからないし外の人間が何かを基準にはかれるものでは決してないと思う
— 渡辺ペコ新連載『恋じゃねえから』💔9月開始🍁🖊 (@pekowatanabe) September 17, 2021
親ガチャという言葉は、家が「精神の安全基地だった人」と「常に緊張を強いられるストレスフルな場所だった人」ですれ違いがありそうだし、この断絶そのものが親ガチャの残酷性って感じがする
前者も後者もお互いに対して現実感がない
— ゆきこ@小説書き (@kkym_yukiko) September 17, 2021
結局、親ガチャを無効化するには、「中卒高卒の一次産業でも月60万もらえた時代」の復刻しかないんですよな。で、みんなは(特に公務員は)それが嫌なわけですよ。
— 如月 宗一郎 (@S_kisaragi) September 17, 2021
スッキリで親ガチャ取り上げてたそうだけど家の中で親に「虐待」されてる子供がいる事実は取り上げたのか?まさか「もっと欲しいもの買ってもらいたかったな~」とか「親が違ったら私の鼻も高かったのに~」とかそんな理由で親ガチャなんて言ってるで済ませたのか?面白おかしくやるだけならやるなよ。 pic.twitter.com/cSbE54PnRK
— rum (@deeper03080218) September 16, 2021
親ガチャという言葉を身に沁みて実感している、毒親育ちにとっての「親ガチャあたりはずれ基準」がこちらです#スッキリ pic.twitter.com/OvbT3jPTFM
— ティーコ@毒親サバイバーだけど楽しく生きる (@teako_survivor) September 16, 2021
親ガチャって言葉、容姿とか金とかそういう外的要因が足りないって意味で使われてるなぁ。自己肯定感の欠如とか愛情不足による愛着障害とか内的要因の事を言ってんだけどな。
— 毒親育ち30代おじさん (@OTRJQG9Q5sEO5ex) September 17, 2021
要は、親ガチャに拒絶反応示してる人は、自分より恵まれていない人の状況については想像したくありません、他者の痛みに寄り添うより自分の偏った価値観を守るのが大事です、っていう自己紹介してるにすぎないのかなって思う。
— ぼんぼんうさぎ (@bon_bon_usagi) September 16, 2021
「毒親」の次は「親ガチャ」という言葉が世間に浸透しつつあるっぽい。
「毒親」の時は「そんなことを言う子供は毒子だな」、
「親ガチャ」には「そんなことを言う子供なら子ガチャ失敗だな」と言う声が。
全く同じ流れ。
相変わらず、親より圧倒的に弱い立場の子供側に立てない人間ばかり。— ゆえすえ (@yue5ue) September 16, 2021
生活保護や親の離婚、虐待、ネグレクトを経験したなど、世間的に見て可哀想な人が親ガチャなる言葉を使うのはまだわかるが、普通に私立大学に奨学金なしで進学し、親もなんら問題ない優しい人だった子どもがふと不満を吐き出す時に言う「親ガチャ」と言う言葉は許容されてはいけない。憤りを覚える。
— Īkaros (@ikaros1984) September 18, 2021
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