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今季のインフルエンザ、大流行の恐れと学会発表!ワクチン接種呼び掛け 昨年はコロナ対策で大幅減


*インフルエンザ
今年のインフルエンザについて、大流行の恐れがあるとして日本感染症学会が注意を促しました。

日本感染症学会は公式ホームページでインフルエンザに関する意見表明を行い、その中で「前シーズン、インフルエンザに罹患した人は極めて少数であったため、社会全体の集団免疫が形成されていないと考えられます。そのような状況下で、海外からウイルスが持ち込まれれば大きな流行を起こす可能性もあります」と述べ、昨年に感染者が大幅に減った影響で集団免疫が形成されていない恐れがあると指摘。

集団免疫の形成が弱いとインフルエンザの大流行に繋がる可能性があるとした上で、予防のためにインフルエンザ用のワクチンを接種するように要請していました。

昨年は新型コロナウイルスの影響でウイルス対策が徹底され、それでインフルエンザの感染者数が大幅に減少しており、今年も同じように感染者数が減るのではないかと言われています。
それだけにインフルエンザを軽視している声も多く、日本感染症学会が改めて警鐘を鳴らした形です。

 

インフルエンザ「今季は大流行の恐れ」…学会がワクチン接種呼び掛け
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20211007-OYT1T50127/

 日本感染症学会が、冬に備え、インフルエンザワクチンを積極的に接種するよう呼びかけている。昨季はコロナ禍でマスク着用や手洗いなどの対策が徹底され、インフルエンザ患者が激減した。海外との往来制限が緩和され、ウイルスが持ち込まれれば、今季は大流行の恐れがあるという。

2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関する考え方
https://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=44

前シーズン、インフルエンザに罹患した人は極めて少数であったため、社会全体の集団免疫が形成されていないと考えられます。そのような状況下で、海外からウイルスが持ち込まれれば大きな流行を起こす可能性もあります。英国政府は、今年のインフルエンザは早期に流行が始まり、昨年流行がなかったために例年の1.5倍の大きさの流行になる可能性があるとして、インフルエンザワクチン接種を呼び掛けています10)。
以上の点を鑑みて、当委員会では、2021-2022年シーズンにおいても、インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨します。また、COVID-19はいまなお猖獗(しょうけつ)を極めており、今年の秋以降も多くの新規患者が発生することが予想されます。そのような中で、ワクチンで予防できる疾患については可及的に接種を行い、医療機関への受診を抑制して医療現場の負担を軽減することも重要です。

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