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福島第一原発の処理水、海洋放出に向けて準備が着々と 東電調査で「放出の影響は極めて軽微」との見解


*東電
福島第一原発の処理水(汚染水)の海洋放出に向けて着々と準備が進んでいます。

東京電力は福島第一原発の処理水を海洋に放出した場合のシミュレーション結果を発表し、その中で環境への影響は極めて軽微との結論をまとめていました。

このシミュレーションではトリチウムの濃度を国の基準よりも低い1リットルあたり1500ベクレル以下まで薄めた前提で、年間の総放出量を22兆ベクレルに設定して計算したもので、原発近辺を除いてほとんどの場所で海水中の濃度が1リットルあたり1ベクレル以上になることはないと報告。
沿岸で暮らす漁業者の年間の被ばく量も問題がない値になるとして、東電は「極めて軽微」との結論を発表していました。

ただ、このシミュレーションはトリチウムばかりに限定され、ストロンチウムやセシウム、プルトニウムなどの核種に関しては曖昧な部分も多く、トリチウム以外の放射性物質を累計した値になると数字は跳ね上がる可能性が高いです。
東電が使っているALPS処理水(汚染水処理装置)の実績結果を見てみると、全ての核種をろ過しておらず、大量の放射性物質が含まれたまま保管されています。
このような複数の核種をまとめて計算する必要があると言え、トリチウムだけで安全と評価するのは極めて危険です。

 

福島第一原発の「処理水」東電“海に放出の影響 極めて軽微”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211117/k10013351801000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002

福島第一原子力発電所でたまり続ける、トリチウムなどを含む処理水について、東京電力は、海に放出した場合の被ばくによる影響を調べるシミュレーションを行い、17日に結果を公表しました。影響は極めて軽微だとしています。

 

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