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維新の吉村洋文知事、やっている感のアピールでアイドル政治家の立ち位置に浮上 「先頭を切ってやってる感」


*維新
日本維新の会が衆議院選挙で跳躍したことについて、関係者からは吉村洋文・大阪府知事がやってる感を出してアピールした影響が大きいとの意見が相次いでいます。

これは週刊ポストが報道した情報で、維新を取材し続けているジャーナリスト・吉富有治氏はインタビュー記事の中で「吉村知事は店舗などへの休業要請を解除する大阪独自の基準『大阪モデル』を策定するなど『先頭を切ってやっている』というイメージでマスコミにクローズアップされるようになった。そこからアイドル的な人気になった」と述べ、吉村知事は世論へのアピールが優れていると評価。

衆議院選挙で維新と戦った政党の関係者らも同じ意見で、立憲民主党の辻元清美氏は「効果のほどは分からなくても、大阪はテレビのローカル番組が多く、お昼や夕方の情報番組やニュースに吉村知事が毎日出演してそれをアピールするわけです。そのうえ、維新の選挙戦術が半端じゃない」とコメントし、維新の選挙アピールが常識外れだと語っていました。

実際に吉村知事や維新は数々の政策的な失敗やミスをしていますが、それをやってる感のアピールで覆い隠しており、選挙戦でも一定の成果を出しています。

立憲民主党のような野党が苦手としている分野でもあると言え、政治的なアピールの手法として維新のやり方に学ぶところもありそうです。

 

存在感高まる維新の吉村洋文・大阪府知事「嫌いな人が少ない」強み
https://www.news-postseven.com/archives/20211120_1708172.html?DETAIL

ただ、その後の批判があっても、まず『先頭を切ってやってる感』を出せば支持につながることを確信しているのだと思う」(同前)
大阪は全国でもとくにコロナで甚大な被害を受けた。感染第4波で実質的な医療崩壊状態に陥り、入院できずに自宅療養中の死亡者が相次いだうえ、コロナ給付金や店舗への協力金の給付も遅れた。
それでも、地元では、「吉村はん、ようやってはる」と支持が下がらなかったばかりか、前述のように総選挙の維新躍進の立役者となった。

 

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