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巨大地震で最悪20万人死亡の恐れ!政府が地震被害予測を発表、千島海溝と日本海溝沿いで大地震 30年だと40%確率


*地震調査研究推進本部
政府が日本海溝や千島海溝沿いで巨大地震が発生した場合の新たな被害想定を発表し、その中で最悪の場合は死者数が20万人近くまで増えるとまとめていました。

想定されているのは北海道から東北地方の太平洋側にある断層がズレ動き、東日本大震災のようなマグニチュード9クラスの巨大地震が発生したパターンです。
少なくとも死者数は2万人以上、季節や発生時間によっては最悪19万9000人の死者が発生する恐れがあるとして、被害軽減のために防災対策や注意喚起を今から行うべきだと指摘。

具体的な数字は北海道だけで13万7000人、青森県で4万1000人、岩手県で1万1000人などとなり、冬の深夜に発生すると積雪や路面凍結の影響も合わさって、救助が出来ない地域が続出することで死者数が10万人を超える規模になると予測されているのです。
また、太平洋地域の海溝で巨大地震が起きると東日本大震災に匹敵する大津波も発生すると見られ、津波対策と防寒具、避難経路の整備などが急務になると報告されていました。

千島海溝や日本海溝では過去に巨大地震が発生した痕跡がありますが、ここ数十年から100年ほどで巨大地震は起きていません。専門家の予想でも30年単位なら巨大地震の発生確率は40%と極めて高く、南海トラフ巨大地震や関東大震災と並ぶような地震と考えておく必要があると言えるでしょう。

 

千島海溝と日本海溝で巨大地震と津波発生時の被害想定を公表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211221/k10013396751000.html

北海道から岩手県にかけての沖合にある「千島海溝」と「日本海溝」で、巨大地震と津波が発生した場合の国の新たな被害の想定がまとまりました。
最悪の場合、死者は10万人から19万9000人に達し、津波から逃れても低体温症となり死亡する危険性もあると想定されています。
一方、迅速な避難や施設の整備などを進めれば、被害を大幅に減らすことができるとしています。

死者最悪19.9万人想定 22万棟全壊―日本・千島海溝地震・中央防災会議
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122100313&g=soc

 政府の中央防災会議の作業部会は21日、北海道から東北地方の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝沿いでマグニチュード(M)9クラスの地震が起きた場合の被害想定を公表した。甚大な津波被害が広範囲に及び、死者は最大約19万9000人に上る。早期避難に加え、津波避難ビルの整備で犠牲者を約3万人にまで減らせるとも指摘し、被害軽減に向けた防災対策を求めた。

 

 

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