東京商工リサーチによると、2021年1月から11月の調剤薬局の倒産件数は26件となり、前年同期比で62.5%の大幅な増加を記録。
倒産の主な理由はコロナ渦で患者の受診控えが発生していることや、大手チェーン店・ドラッグストアなどの市場参入が増えているからです。
患者が減っている状況に競合相手が増えたことで、一気に調剤薬局の利益が減ったと伝えられています。
日本全体だと企業の倒産数が減っているだけに、調剤薬局の倒産増加はかなり目立っていると言えるでしょう。
今後の見通しもオミクロン株の感染拡大や2022年度に浮上している薬価引き下げもあって、かなり厳しい状況になっています。
コロナ禍での受診控えも影響 「調剤薬局」 倒産は過去最多を更新(2021年1-11月)
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20211224_01.html
企業倒産は歴史的な低水準を持続するが、調剤薬局の倒産が止まらない。全国の薬局の数はコンビニ店より多い約6万店。大手チェーン店やドラッグストアの市場参入に加え、新型コロナ感染拡大で患者の受診控えも重なり、過当競争が激しさを増している。
2021年1-11月の「調剤薬局」の倒産は26件(前年同期比62.5%増)で、過去最多を更新中だ。
26件のうち、コロナ関連倒産が6件(構成比23.0%)あり、件数を押し上げている。2004年に集計を開始以来、年間最多は2017年の17件だったが、既に6月で上回り、2021年は初めて年間30件を超える可能性も出てきた。
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