共産党の宮本徹議員が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の名称変更について、政府から提供された決裁文書の内容が黒塗りだったとして物議を醸しています。
問題となっているのは文部科学省が決定した統一教会の名称変更に関する決裁文書で、野党の要請に応じて提出された文化庁の文書は名称の変更理由が黒塗り状態で提出されたとのことです。
資料を受け取った宮本議員は、「ここは墨塗りしてはならないと思います。隠さなければならない事情が書かれているのでしょうか。開示を求めます」とコメントしており、政府の決裁文書が黒塗りなのはおかしいと指摘。
黒塗り部分の情報開示を求めるとして、政府に統一教会の名称変更を決定した経緯や理由を追及するとしていました。
「統一協会」の名称変更の決裁文書、文化庁から資料として提出がありましたが、なぜか、名称変更理由(規則変更理由〉は、墨塗り。ここは、墨塗りしてはならないと思います。隠さなければならない事情が書かれているのでしょうか。開示を求めます。 pic.twitter.com/D5ZZlBmNhS
— 宮本徹 (@miyamototooru) July 26, 2022
統一協会が文化庁に提出した、名称変更の申請書。こちらも、名称変更の理由は、墨塗り。
統一協会の申請は6月2日、承認の決裁手続きがはじまるのが8月18日、決裁日が8月26日。
申請前、あるいは申請から決裁までの間に政治家からどういう働きかけ、リアクションがあったのか。 pic.twitter.com/hrlZUctNQA— 宮本徹 (@miyamototooru) July 26, 2022
きくと、名称変更理由を墨塗りしたのは情報公開法5条二の「公にすることにより、当該法人等又は当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるもの」にあたると判断しているとのこと。
まあ、統一協会の悪名が知れわたっているので変更したいとは書いていないと思いますが。— 宮本徹 (@miyamototooru) July 26, 2022
一般論として、宗教法人が明らかにしていない情報を明らかにすれば信教の自由にふれるかといえば、そういうケースもあるでしょう。しかし、宗教法人は、税制上の特例を受ける法人であり、決裁文書に記載された名称変更の理由などは、国民への説明責任を果たすべき最低限の範囲だと考えます。 https://t.co/UIjOb15INB
— 宮本徹 (@miyamototooru) July 26, 2022
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