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興和のイベルメクチン治験、有効性認められず 興和が正式発表 患者1030例を対象に大規模な調査


興和株式会社(興和)が新型コロナウイルスの患者を対象とした「K-237(一般名:イベルメクチン)」の臨床試験結果を発表しました。

興和の発表によると、新型コロナウイルスの患者1030例を対象とした臨床試験で死亡例や重症化例はほとんど無く、一定の安全性が認められたとするも、イベルメクチンの効果と見られるような症状の直接的な軽減やイベルメクチンの有効性は確認することが出来なかったとのことです。

この臨床試験について興和は、「オミクロン株が主流と考えられる今回の対象患者においては、本剤およびプラセボともに投与開始4日前後で症状の軽症化が認められましたが、本剤の有効性を見出すことができませんでした」とコメントし、近い内に臨床試験の内容を学会または論文で発表するとしていました。

新型コロナウイルスの感染拡大時期にイベルメクチンの効果を期待する声も多数ありましたが、少なくとも企業側の大規模な臨床試験で効果が認められなかったという形になります。

 

興和/新型コロナウイルス感染症患者を対象とした「K-237」(イベルメクチン)の第Ⅲ相臨床試験結果に関するお知らせ
https://www.kowa.co.jp/news/2022/press220926.pdf

 

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