*内閣府
12月16日から「後発地震注意情報」の運用が開始されます。
後発地震注意情報とはマグニチュード7を超えるような大きな地震が発生した時に発表される注意情報で、それよりもさらに大きな巨大地震が発生する恐れがあるとして、東日本大震災のような巨大地震の発生による被害を未然に防ぐための緊急的な呼び掛けです。
期間は1週間程度で、特に巨大地震の発生がひっ迫していると分析されている日本海溝・千島海溝沿いの領域を対象にしています。
かつての東日本大震災では本震発生の2日前にマグニチュード7.3の前震と見られる強い地震が発生しました。
これをキッカケにして、巨大地震の前には何らかの強い地震が別の形で発生することがあると報告され、巨大地震と強い前震はセットで発生する事例が多いと分析。
そのような過去の大地震を参考にして、北海道・三陸沖後発地震注意情報が今月から運用されることになりました。
仮に北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表された場合、数日から1週間程度の期間で巨大地震が発生するリスクが高まっていると言え、避難準備や避難所への通路確保、非常用品の点検、危険地帯の確認などを行うのが良いと言えるでしょう。
最新の地層分析だと、千島海溝と日本海溝は数百年に1度の頻度で巨大地震が起きており、すでに100年単位で地震が起きていないことから、膨大なエネルギーが蓄積されていると分析されています。
有識者らで作る政府の地震本部も「17世紀の発生から既に400年程度経過しているため、地震の発生は切迫していると考えられます」と評価しているほどで、東日本大震災の次の巨大地震が起きる場所になるのではないかと言われているほどです。
少なくとも、周期的に巨大地震がいつ起きても不思議ではない場所で、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が実際に発表されることがあるかもしれないと考えて、今から備えを強化しておくと良いかもしれません。
北海道・三陸沖後発地震注意情報 あすから運用 発表なら備えを
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221215/k10013923821000.html
北海道から岩手県にかけての沖合にある「千島海溝」と「日本海溝」でマグニチュード7クラスの地震が起きた場合に、国がその後の巨大地震の発生に注意を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用が16日から始まります。
地震対策本部 千島海溝沿いの評価
https://www.jishin.go.jp/resource/column/column_17win_p04/
北海道本島の東部では、海岸付近や湿原の土中から津波堆積物が発見されています(図3)(津波堆積物研究については、地震本部ニュース2015 年春号を参照)。その分布から推定される津波は、北海道で記録が残るどの津波よりも大きなものでした。その最新の発生時期は17 世紀で、規模はM8.8 程度であったと推定されています。今回の長期評価では、北海道本島の東部に巨大な津波をもたらすような地震を「超巨大地震(17 世紀型)」と呼び、霧多布(きりたっぷ) 湿原・藻散布(もちりっぷ) 湿原で行われた津波堆積物調査結果から、平均発生間隔を約340 ~ 380 年、今後30 年以内の発生確率を7~ 40% と推定しました(図4)。地震規模については、17 世紀以前の地震や、北方領土における堆積物の分布が不明であることから、M8.8 程度以上としました。17 世紀の発生から、既に400 年程度経過しているため、地震の発生は切迫していると考えられます。ただし、津波堆積物調査結果からは、個別の地震の発生間隔が100 ~ 800 年と大きくばらついていることが推定されていて、そのような不確実さが地震規模や確率の評価に反映されています。そのため、北方領土を含めた堆積物の分布解明や、地震発生年代推定の高精度化など、今後の研究の進展が求められます。
【正解はA(北海道・三陸沖後発地震注意情報)】この情報は、大規模地震の発生可能性が平時より相対的に高まっている際に発信されるもので、平時からの備えを前提とした上で必要な防災対応をよびかけ、より多くの人命を守るための取組みです。#いのちとくらしをまもる防災減災https://t.co/CjNjL3Lr63 https://t.co/4ELaftuTFG pic.twitter.com/lDcM6w59Xi
— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) December 13, 2022
「千島海溝」と「日本海溝」ででマグニチュード7クラスの地震が起きた場合に、国がその後の巨大地震の発生に注意を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用が16日から始まります。関東では千葉と茨城の23の市町村が対象です。https://t.co/gWgMvZsWU4
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) December 15, 2022
📢<お知らせ⚠️
《「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用が開始》
明日から運用が開始される「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、日本海溝・千島海溝沿いでM7.0以上の地震が発生した場合に発表される情報で、地震発生より1週間は更に大きな地震が発生する可能性があること知らせるものです。 pic.twitter.com/JkXs0osqh9— 北茨城市(公式) (@KitaibarakiCity) December 15, 2022
大切なのは「99回の素振り」 後発地震注意情報16日スタートhttps://t.co/BRwqz8SUW6
16日正午から運用が始まる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」。実際に大きな後発地震が発生する確率は100回に1回程度といいますが、政府は「『空振り』ではなく『素振り』と捉えて」としています。
— 毎日新聞 (@mainichi) December 15, 2022
【16日運用開始】日本海溝・千島海溝沿いで巨大地震が発生した際の被害の軽減を目的とした「後発地震注意情報」の運用が16日、始まります。どんな情報で、発表された場合はどんな行動が必要なのかまとめました。#IBCtv #IBCradio https://t.co/aj3AsHJsM1
— IBC岩手放送 (@IBC_online) December 15, 2022
【正解はB】すでにM7.0以上という大きな地震が発生していますので、まずは発生した地震や津波からの避難等の対応が重要です。「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されたら、その上で、次に発生する可能性がある地震に備えましょう。#いのちとくらしをまもる防災減災https://t.co/CjNjL43Akb https://t.co/10PNsAf4xd pic.twitter.com/8Kpuukfeig
— 気象庁防災情報 (@JMA_bousai) December 15, 2022
【北海道・三陸沖後発地震注意情報がスタートへ】
北海道や三陸沖でも巨大地震の可能性があり、最悪20万人近くの死者の想定です。
北海道では津波の堆積物が地層から見つかっていて(写真)、これまでにも大きな津波が押し寄せていることが分かります。
注意情報が出たら備えの確認が重要です。#地震 pic.twitter.com/44vPhGY9hW— 日テレ【気象・防災】そらジロー (@ntvsorajiro) December 13, 2022
【12月16日 運用開始】
北海道・三陸沖 後発地震注意情報が
出された際に対応を求められるのは
関東地方では23市町村。
どんな情報なのか、
求められる対応や対象となる市町村名は?https://t.co/S7GPSNHxvS— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) December 15, 2022
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