今年春に予定されている小中学校の卒業式について、文部科学省がマスク着用ルールを見直すと決定しました。
これまで新型コロナウイルス対策で小中学校の卒業式は原則としてマスク着用が定められていますが、新型コロナウイルスの法律上の扱いを5類に引き下げることに合わせて、マスク着用ルールも緩和すると政府が発表。
共同通信社によると、文部科学省は卒業生や教職員らがマスクを着用しなくてもよい条件などを示し、会場の換気といった対策を前提条件としてマスク無しの卒業式を認めるとのことです。
新型コロナウイルスの5類移行は5月を予定していますが、卒業シーズンに間に合わないことから、それとは別でマスク着用ルールだけ早い時期に緩和した形となっています。
ただ、基礎疾患を持っていて重症化のリスクがある方や、ウイルスの持ち込み感染を警戒している家庭に関しては家庭の判断でマスク着用も可能とする方針です。
あくまでも政府としてマスクなしの卒業式も認めるだけで、引き続きマスク着用をするかどうかの判断は個人に任せるというような形だと言えるでしょう。
卒業式、マスクなし容認を通知へ 文科省、週内にも
https://nordot.app/995992986297040896
今春実施される小中高校などの卒業式について、文部科学省はマスクを外しての実施を可能とすることを決め、週内にも全国の教育委員会などに通知する方針を固めた。政府関係者への取材で8日、分かった。新型コロナウイルスの「5類」移行に伴うマスクの着用ルール緩和前でも、卒業式はマスクなしを容認する。
厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンについて、4月以降も全ての接種対象者の無料接種を継続する方針を固めた。次の追加接種については、今年秋冬に実施する方向で調整している。
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