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高浜原発4号機の自動停止、原因は制御棒の落下だった!電気的な故障で原子炉内に 中性子の量が減って警報


*関西電力
今年1月に福井県高浜原子力発電所4号機で原子炉が自動停止したトラブルについて、関西電力が調査報告書を公開しました。

関西電力の発表によると、原子炉が自動停止した原因は制御棒1本が電気的な故障により原子炉内に落下していたからで、これによって部分的に核分裂反応が抑えられ、中性子の量が減ったことで警報が発令されたとのことです。
当初は原因不明とされていましたが、かなり深刻なトラブルになっていたことが判明。

制御棒が落下した要因は制御棒を引き上げていた電磁石の力が弱まっていたからで、電磁石に電力を送るためケーブルが別のケーブルに押しつぶされ、それによって接続不良を起こしていた可能性が高いとされています。
関西電力はケーブルの配置などを見直すことで対応するとしており、再発防止を徹底するように促したとしていました。

一歩間違えば重大な事故につながる恐れがあっただけに、この報告を取り扱ったニュース記事はネット上でも大きく注目を集めています。

原発関連の事故は全国的にも多く見られ、大きな災害が無い平時でも事故が起きていることから、原発に対する不安や懸念の高まりにも繋がっているところです。

 

高浜原発4号機 自動停止の原因 “制御棒1本が原子炉内に落下”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230307/k10014000841000.html

ことし1月、福井県にある関西電力の高浜原子力発電所4号機で、原子炉が自動停止したトラブルで、関西電力は7日、原子力規制庁に対し、核分裂を抑える制御棒1本が電気的な故障により原子炉内に落下したことが原因とみられると報告しました。
福井県高浜町にある高浜原発4号機では、運転中だったことし1月30日、原子炉内の核分裂の状態を示す中性子の量が急激に減少したという異常を知らせる警報が出て自動停止しました。

 

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