*官邸
3月21日に岸田首相がウクライナの首都キーウを電撃訪問し、4億7000万ドル(500億円以上)の無償支援と非殺傷の装備品支援でウクライナと合意しました。
岸田首相はウクライナでの記者会見で「残虐な行為に対して強い憤りを感じる。(中略)日本国民を代表して心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げる」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻を批判。
ゼレンスキー大統領との会談で特別なグローバル・パートナーシップに関する共同声明に署名し、ウクライナへの支援継続や5月のG7広島サミットへの招待を送ったとしています。
オンライン経由でゼレンスキー大規模もG7広島サミットに参加する予定で、ウクライナへの支援とセットで合意したと報道されていました。
岸田首相は会談後にウクライナ兵士らの慰霊碑を追悼訪問しており、これから日本への帰路につくとしています。
一方で、岸田首相のウクライナ訪問と同じ時間帯にロシア軍の長距離戦略爆撃機「ツポレフ95MS」2機が日本海の上空を飛行していたことが分かりました。
これはロシア国防省が発表した情報で、核兵器も搭載可能な爆撃機に戦闘機の護衛もあったとしています。
日本への強い威嚇行動だと思われ、日露関係の悪化を示す動きだと言えるでしょう。
岸田首相、ウクライナでゼレンスキー大統領と会談 共同会見で装備品供与を表明
https://www.bbc.com/japanese/65024103
Presentational white space
この後、岸田首相はマリインスキー大統領宮殿で、ゼレンスキー大統領やウクライナ政府幹部と会談。「特別なグローバル・パートナーシップに関する共同声明」に署名した。ゼレンスキー大統領は、「この文書は、我々が共に守る価値観と、まだ実現されていない私たちの願望の両方を反映している」と説明した。
朝日新聞によると、その後の共同記者会見で岸田首相は、「ロシアのウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」だと述べ、「唯一の戦争被爆国の我が国として、ロシアの核兵器による威嚇は受け入れられない」と強調した。
その上で、北大西洋条約機構(NATO)の基金を通じて、ウクライナに3000万ドル相当の殺傷能力のない装備品を供与すると表明した。NHKによると、エネルギー分野などでも新たな無償支援として4億7000万ドルを供与するという。
ロシア国防省は先ほど、核兵器が搭載可能な戦略爆撃機2機が日本海の上空を飛行したと発表しました。
ロシア国防省は21日、ロシア軍の長距離戦略爆撃機「ツポレフ95MS」2機が日本海の上空を飛行したと発表し、その映像を公開しました。飛行は7時間以上におよび、戦闘機の護衛がついたとしています。
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