＊官邸
日本学術会議の会員選考に政府が介入することを可能とする内容を盛り込んだ改正案について、学者やノーベル賞受賞者61人などから懸念表明が相次いでいます。
政府は会員選考方法の見直しなどを盛り込んだ学術会議法改正案の今国会に提出する方向で調整を進めていますが、4月18日に日本学術会議は総会を通して、学術会議法改正案の今国会への提出を見直すように求める勧告案を賛成多数で決定。
学術会議の勧告は13年ぶりで、学術会議への介入を強める政府に対する最も強い懸念表明となっています。
さらには海外のノーベル賞受賞者61人が懸念を表明する共同声明を発表し、日本の学問の独立性を揺るがす事態だと指摘していました。
独立性を持っている科学者組織は貴重で、海外でも一定の強い権限や独立性を保持していることが多いです。
一方で、自民党の世耕参議院幹事長は「仲間内で人事を決めていたことこそ不公正だ」などと述べ、日本学術会議の人事は仲間内で決めたものだとして、政府や第三者を介入させるべきだと言葉を強めていました。
学術会議会員選考 政府見直し案にノーベル受賞者61人が懸念表明
https://mainichi.jp/articles/20230417/k00/00m/040/213000c
日本学術会議の梶田隆章会長は17日の総会で、会員選考に第三者の委員会を関与させることなどを盛り込んだ政府の学術会議見直し案に対し、海外の自然科学系のノーベル賞受賞者61人から懸念を表明する共同声明を受け取ったと発表した。
学術会議が勧告と声明を取りまとめ
https://nordot.app/1020987320560287744
日本学術会議の梶田隆章会長は18日、記者会見し、政府に対し、会員選考方法の見直しなどを盛り込んだ学術会議法改正案の今国会への提出を思いとどまるよう求める勧告と声明を取りまとめたと発表した。
世耕参院幹事長「仲間内で人事こそ不公正」学術会議の会員選考
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230418/k10014042101000.html
日本学術会議の会員の選び方などを見直す法改正に対し、会員から政府の意向が影響することを危惧する反対意見が出ていることについて、自民党の世耕参議院幹事長は「仲間内で人事を決めていたことこそ不公正だ」と批判し、法改正の必要性を強調しました。
日本学術会議の総会で、会員選考の改正案をめぐり、会員と政府担当者が応酬となりました
政府の関与をそれほど嫌うなら、学術会議は「民営化」か「廃止」すればいい
国民の血税を入れる必要はない#日本学術会議#会員選考の改正案#会員と政府担当者が応酬#民営化#廃止#血税を入れるな pic.twitter.com/U6Y5PM5f14— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) April 18, 2023
学術会議会員選考
政府見直し案に海外のノーベル受賞者61人が懸念表明https://t.co/dEbRzvJ5by米国、ドイツ、フランス、イタリアの代表的な科学者組織からも、日本政府への懸念を示す書簡を受け取ったということです。
— 毎日新聞 (@mainichi) April 17, 2023
「学術会議が、いままで特定の学会の仲間内で人事を決めていたことこそ不公正だ」と自民・世耕氏。
学術の独立という問題を「仲間内で」と貶める。道理もないが最低限の抑制もないらしい。現行制度を否定し、政治的な介入を公然と認めようとするねらいもいよいよ明瞭。https://t.co/ctrMdVm0rJ— 山添 拓 (@pioneertaku84) April 18, 2023
これじゃ政府が学術会議を煙たがる訳だ。
学術会議くらいだろ？政府の言う通りにならないのは。
後はほとんど御用学者や安倍友だもんな。https://t.co/1O2X11hgNj
— aki (@3h_aki) April 18, 2023
改めて確認。日本のノーベル賞とフィールズ賞の受賞者からの、政府による日本学術会議法の改正に対して熟慮を求める声明。 https://t.co/71QJy0dD24 pic.twitter.com/c2xdOuuvX0
— Norio Nakatsuji (@norionakatsuji) April 18, 2023
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