NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、太陽では7月15日からMクラスの太陽フレアや大型のフィラメント噴出が観測され、巨大な黒点群からもCME(コロナ質量放出)が次々に発生。
すでにその第一波が北米や日本の地磁気観測所で確認されており、今年トップクラスの大きな変動を捉えています。
今後もしばらくは太陽風の乱れが波状攻撃のように襲来すると予想され、地球の磁気圏は大きく乱れた状態が続きそうです。
強い太陽風が地球に接触すると電磁波障害や電子機器の故障が増えることから、通信障害に注意が必要だと言え、猛暑の影響も太陽活動の活発化によって長期化することになるかもしれません。
地震や噴火のような地殻変動も太陽風の接触時に活発化するため、引き続き様々な災害にも注意してください。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
NASA太陽風予測
https://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261
2023/ 7/17 14:31 更新
太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に強まりました。担当 篠原
今日未明、17日3時半(世界時16日18時半)に、
太陽風の速度が350km/秒から450km/秒へ、
磁場強度が7nTから13nTへ、
それぞれ急に強まる変化が発生しました。予想よりも1日ほど早くなりましたが、
15日のニュースでお知らせした、
15日未明に発生したフィラメント噴出による
太陽風の乱れが到来した様です。
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