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ガザ市の病院に攻撃相次ぐ!戦車部隊が包囲、国連からは懸念表明 イスラエル軍「ハマス関係は病院も保護の対象ではない」


中東・パレスチナ自治区ガザに侵攻したイスラエル軍が各地の病院への包囲攻撃を行っています。

ロイター通信やBBCなど複数の報道によると、ガザ市内最大のアル・シファ病院の近くまでイスラエル軍の戦車部隊が展開し、「ハマス戦闘員が司令部を置いている」として病院の完全制圧を検討しているとのことです。
この病院だけでも数千人の住民や負傷者らが避難しており、この48時間で4つの病院が機能停止まで追い込まれました。
10日に行われた攻撃でシファ病院の13人が死亡、少なくとも数十人が怪我をしています。

一連の攻撃についてイスラエル側は「ハマスの拠点がある場合は病院も保護の対象ではなくなる」などと述べ、ハマスとの関係が疑われる拠点は攻撃対象になり得ると強調。

国連安全保障理事会で緊急会合が開かれ、各国からは懸念を示す意見が相次ぎましたが、イスラエルの同盟国であるアメリカは「ハマスが病院に武器を保管している」というようなイスラエル擁護の声明を出していました。
病院や医療従事者の被害が拡大しているのは間違いなく、中でもガザ地区における主要病院であるアル・シファ病院とアル・クッズ病院、アル・ランティシ小児病院、インドネシアン病院への軍事的な圧力は徐々に強まっています。

 

ガザの病院付近で爆発、戦車が病院「包囲」か 仏大統領はイスラエルの空爆停止求める
https://www.bbc.com/japanese/67388580

イスラム組織ハマスの壊滅を掲げるイスラエル軍による地上作戦が続く、パレスチナ自治区ガザ地区の北部で10日、いくつかの病院やその付近で複数の爆発が起きたとの報告があった。イスラエルはガザ市最大の病院の近くで作戦を展開していることを認めた。エマニュエル・マクロン仏大統領は、イスラエルは民間人殺害をやめるべきだと述べた。これに対し、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、非難すべきはイスラエルではなくハマスだと反論した。

国連安保理緊急会合 ガザ地区の病院攻撃に各国が懸念示す
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231111/k10014254811000.html

パレスチナのガザ地区の病院でイスラエル軍による攻撃で被害が相次いでいることについて、国連安全保障理事会で緊急会合が開かれ、各国からは懸念を示す意見が相次ぎましたが、アメリカはイスラム組織ハマスが病院に武器を保管しているなどとしてイスラエルを擁護する姿勢も示しました。

イスラエル軍、ガザ最大病院に接近 ハマスとの関連主張
https://jp.reuters.com/economy/DZR3QCSQABMD3EHXRGRDS6BEFQ-2023-11-09/

[ガザ/ジュネーブ 9日 ロイター] – イスラエル軍は、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの中心部と、イスラエルがハマス戦闘員が司令部を置いていると主張するガザ最大の医療施設アル・シファ病院に迫っている。

イスラエルが医療施設の保護に関する国際法をどう解釈するのか、またそこに避難している何千人もの避難民の扱いが懸念されている。

ガザ住民は9日、アル・シファ病院から約1.2キロの地点でイスラエル軍の戦車を目撃した。

 

 

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