1月20日夕方に太陽で規模の大きなCME(コロナ質量放出)が発生し、1月23日に地球と接触する見通しであることが分かりました。
CMEとは太陽から突発的にプラズマの塊が放出される現象のことで、宇宙飛行士や飛行機パイロットなど人体にも様々な影響を与えることで知られています。
高温のプラズマや相対論的な高エネルギー物質の集合体で、水爆を遥かに超えるような高エネルギーの塊が太陽風となって太陽系を一気に移動するようなイメージです。
地球磁場への影響が大きく、CMEの接触が地球全体の地磁気で大きな変動を観測することが多くあります。
時期変動は地球の磁力や地殻エネルギーのバランスを刺激し、いわゆる地震や噴火などの発生頻度にも影響を与えることがあり、直撃してから数日程度は地殻変動にも注意が必要だと言えるでしょう。
もちろん、ネットワーク障害や電子機器の障害を引き起こす要因になるため、1月23日から月末くらいまでの期間は様々な通信障害にも警戒してください。
NASA太陽フレア予測
https://iswa.gsfc.nasa.gov/IswaSystemWebApp/iSWACygnetStreamer?timestamp=2038-01-23+00%3A44%3A00&window=-1&cygnetId=261
2024/ 1/21 13:15 更新
ハロー型のCMEが発生しています。太陽風の乱れは地球に到来しそうです。担当 篠原
昨夕、20日17時半(世界時20日8時半)に、
太陽の中心部やや南東(左下)の3555黒点群付近で、
C3.5の小規模フレアが発生しました。
その頃に、ダークフィラメントの噴出が発生しています。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。この噴出により、CME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
ガスが淡くて見にくいですが、
やや左下寄りに太陽を丸く囲むハロー型のCMEが広がっています。
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