*BBC
2月9日にイスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザ地区の最南部都市「ラファ」への総攻撃を計画していると発表しました。
イスラエル側はイスラム組織ハマスの壊滅を同時に行うとして、ラファの住民らに事前避難を呼び掛け、ラファ周囲に大規模な軍隊を展開。
ラファの住民を避難させた上で徹底的に包囲殲滅を行うとしていますが、パレスチナ自治政府や国連は「住民が追い出される」として猛反発しています。
EU(欧州連合)からも「憂慮する事態だ」とする生命が出ており、イスラエルの行為は行き過ぎていると批判していました。
また、アメリカのバイデン大統領はイスラエルに懸念を示し、ラファに対する攻撃には賛同できないとしています。
ラファはガザ地区南部の最大都市で、ガザ地区の北部から避難してきた住民らが集まり、その数は約100万人を超えるとも言われているほどです。
すでにラファから逃げる場所はほぼ無く、ラファへの総攻撃が開始された場合、イスラエルとガザ地区の戦闘で過去最悪の犠牲者が出るとも試算されています。
イスラエル首相、ガザ最南部ラファの住民「避難」計画策定を軍に指示
https://www.bbc.com/japanese/articles/cqv60y28v6jo
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は9日、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファへの攻撃拡大に先駆け、民間人の避難計画を用意するようイスラエル国防軍に指示した。
首相府によるとネタニヤフ首相は軍と治安当局の幹部に、「住民避難と(イスラム組織)ハマス大隊の壊滅を、合わせて実施するための計画を、内閣に提出」するよう指示したという。
【随時更新】ネタニヤフ首相 住民避難とハマス壊滅 両立を指示
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240210/k10014354231000.html
イスラエルのネタニヤフ首相はガザ地区の最も南にあり100万人以上が避難しているラファでの地上作戦に向けて、住民の避難とハマスの部隊の壊滅を両立させる作戦の策定を軍に命じました。一方、アラブ諸国の外相はサウジアラビアで会合を開き、一刻も早い停戦の実現や継続した支援物資の搬入の必要性などを訴えました。
※イスラエルやパレスチナに関する日本時間2月10日の動きを、随時更新してお伝えします。
ネタニヤフ首相、ガザ最南部の「住民避難」計画を指示 反発広がる https://t.co/c7OajVRzbi
イスラエルのネタニヤフ首相は9日、パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファでの戦闘をめぐり、「住民の避難」と「イスラム組織ハマスの壊滅」を組み合わせた計画の提出を軍と治安当局に求めた。
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) February 9, 2024
BBCニュース – イスラエル首相、ガザ最南部ラファの住民「避難」計画策定を軍に指示 https://t.co/PD4i5rjGNO
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) February 10, 2024
イスラエル軍はガザ南部のいわゆる”安全地帯”として避難するよう勧告したラファにある避難民のテントを標的としている。
まだイスラエル軍は攻撃の前に事前通告する良心的な軍隊だと思っていますか? https://t.co/sc9HBhSXMm pic.twitter.com/bs0sp9X1aW
— Umm Adel (@UmmAdel473708) February 4, 2024
こんにちは戦場カメラマンの渡部陽一です。中東パレスチナ情勢。イスラエルのネタニヤフ首相はガザ住民100万人以上が避難するガザ南部エジプト国境ラファ一帯に地上戦を拡大させることを発表。ハマス壊滅を掲げた軍事侵攻では約4ヶ月の間でガザ領内だけで2万7000人以上が犠牲。
— 渡部陽一 (@yoichiomar) February 7, 2024
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