自民党の政治資金問題で、立憲民主党や共産党など野党4党は証人喚問を要求する方向で一致しました。
NHKの記事によると、立憲民主党や日本維新の会、共産党、国民民主党の野党4党の国会対策委員長らが国会内で会談し、18日までの審査会では国民が納得する説明が行われず、実態解明につながらなかったとして、派閥の事務総長経験者など6人について、予算委員会で証人喚問を行うよう要求することで合意したとのことです。
証人喚問とは虚偽発言に罰則規定がある非常に拘束力の強い議院証言法で定められた制度で、先日の審査会よりも具体的な証言を聞き出すことができると見られています。
現時点で自民党の浜田国会対策委員長は「証人喚問となるとかなりハードルの高い話だと思う」と述べ、証人喚問には後ろ向きな発言をしていました。
政治資金問題を受けて自民党も議員80人らの処分方針を決めましたが、それでも除名や離党勧告などといった厳重処分は回避する方向で調整しているとの報道もあり、証人喚問のような法的拘束力が無ければ、期待できないと言えるでしょう。
裏金の使い道を含めて不明点も多く、これからの国会は証人喚問の開催を巡って与野党の攻防が激化することになりそうです。
【詳報】「知らない」連発の下村博文氏 証人喚問求められると「そもそも偽証していない」 森喜朗元首相の関与は…
https://www.tokyo-np.co.jp/article/315367
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、衆院の政治倫理審査会では18日午後、安倍派の下村博文元文部科学相が説明に立った。
下村氏は安倍派の5人の有力者「5人衆」と距離があるとされ、党内から「何かを暴露するかも」と警戒されたキーマン。だが、政倫審では「知らなかった」「分からない」と、自らに責任がないかのような発言を繰り返した。
政治資金問題 野党4党 安倍派幹部ら6人の証人喚問要求で一致
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240319/k10014395551000.html
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、立憲民主党など野党4党は、18日までの衆議院政治倫理審査会では実態解明につながらなかったとして、安倍派の幹部ら6人について、予算委員会で証人喚問を行うよう要求することで一致しました。
今回の問題で衆議院政治倫理審査会では、これまでに岸田総理大臣と、18日に出席した下村 元政務調査会長を含む安倍派などの幹部を務めた議員による弁明と質疑が行われました。
いいね!しよう