*BBC
ICC(国際刑事裁判所)がイスラエルのネタニヤフ首相やハマス軍事部門幹部らに逮捕状を請求したと発表しました。
逮捕状が出たのはイスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相で、民間人への意図的な攻撃や飢餓に陥らせることなどが戦争犯罪や人道に対する罪の疑いがあると指摘。
他にもハマスの軍事部門トップのシンワル氏など3人にも、去年10月7日の襲撃事件で民間人殺害や拉致・性暴力などに関与した疑いがあるとして逮捕状を請求しています。
この逮捕状にアメリカのバイデン大統領やイスラエルのネタニヤフ首相は猛反発しており、バイデン大統領は「言語道断だ」「イスラエルのガザ攻撃はジェノサイド(大量虐殺)ではない」とコメントしていました。
イスラエルの同盟国であるアメリカとしてはイスラエルの攻撃はあくまでも対テロ戦争のようなもので、去年10月の攻撃に対する報復攻撃とのスタンスを維持しているようです。
ただ、ICCからの逮捕状はインパクトが強く、世界各国にも動揺や驚きの声が広がっています。
[ハーグ/エルサレム/ワシントン/ロンドン/ヨハネスブルク 20日 ロイター] – 国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官は20日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、戦争犯罪と人道に対する罪の疑いでイスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相のほか、イスラム組織ハマス幹部3人の逮捕状を請求したと発表した。
これに対し、ネタニヤフ首相本人は猛反発。米国や英国からも批判的な声が上がっている。
逮捕状を発行するに十分な証拠があるかどうかは、予審裁判部が今後判断する。
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