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岸田首相、憲法改正発議の議論加速を呼び掛け!自民条文案に賛成の党だけで議論検討も 個人主義から全体主義強制の憲法へ


*官邸
5月30日に岸田文雄首相は憲法改正の議論を加速させるべきだと呼び掛け、自民党として改正案の発議に向けて準備を行う考えを示しました。

NHKの記事によると、岸田首相はる日本商工会議所前会頭の三村明夫氏らが主催した集会に参加し、そこで「社会が大きく変化し、憲法改正が先送りできない重要な課題となる中、国民に選択肢を示すことは政治の責任だ。いたずらに議論を引き延ばし、選択肢の提示すら行わないのは責任の放棄と言われてもやむをえない」と述べ、憲法改正の議論を加速させる考えを表明。

憲法改正の国民投票についても、「国民に早期に選択肢を示すため、憲法審査会などで具体案をベースに議論が進むことを期待しており、自民党としても国会発議に向け議論が前に進むよう全力で取り組んでいく」などと語り、かなり前向きな姿勢で憲法改正の実現に強い意欲を示していました。

先日に衆議院憲法審査会で、自民党は大規模災害など緊急事態の対応をめぐる憲法改正の条文案の作成に賛成する立場の党だけで議論を進めることも排除しない考えを示しており、賛成勢力だけで憲法改正の議論を強引に進める方針を示唆しています。

裏金問題などで自民党の基盤が揺らいでいることもあって、憲法改正の議論や発議を目指して一気に加速させたい考えがあるようで、野党や反対派を無視する形で、憲法改正の実現だけを目指そうとしていると言えるでしょう。

 

岸田首相 憲法改正 自民党として改正案の発議に向け議論加速を
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240530/k10014466241000.html

憲法改正をめぐって岸田総理大臣は、大規模災害など緊急事態の際に、国会の機能をどう維持するかを規定することは現実的な課題だと指摘し、自民党として改正案の発議に向け、議論を加速させたい考えを示しました。

岸田総理大臣は30日、大規模災害などの発生に備えて憲法の改正を求めている日本商工会議所前会頭の三村明夫氏ら有識者のグループが開いた集会に出席しました。

緊急事態めぐる憲法改正 自民“条文案 賛成の党だけで議論も”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240530/k10014465891000.html

衆議院憲法審査会で、自民党は、大規模災害など緊急事態の対応をめぐる憲法改正の条文案の作成に賛成する立場の党だけで議論を進めることも排除しない考えを示しました。これに対し、立憲民主党は改正の手続きを定めた国民投票法の見直しを優先すべきだと主張しました。

30日の衆議院憲法審査会では、憲法改正の手続きを定めた国民投票法や、今後の議論の進め方などをめぐって各党が意見を交わしました。

 

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