*ドル円チャート
6月20日に国際決済銀行(BIS)が日本円の実効為替レートを発表し、2020年を100とした場合、今年5月は過去最低の68.65まで落ち込んだことが分かりました。
これは1ドル360円台だった1970年代前半よりも低く、世界各国の通貨と比べても円の価値が大きく落ち込んでいます。
共同通信社の記事によると、米国のドルは109.58、欧州のユーロは102.11、中国の人民元は91.12で、日本は中国の人民元にすら負けていました。
実効為替レートは物価上昇率や貿易額などから国単位の通貨の総合力を示すもので、その国の強さを示す大きな指針となります。
日本の実効為替レートだと、2020年以降の下落幅が際立っており、もはや1970年代レベルの水準まで落ち込んでいると言えるでしょう。
円の国際価値が過去最低、BIS ドルなどと大差、通貨地位揺らぐ
https://www.47news.jp/11086746.html
国際決済銀行(BIS)は20日、円の国際的な価値を指数で示す「実質実効為替レート」(2020年=100)が5月は68.65となり、過去最低を更新したと発表した。海外と比べ物価や賃金の伸びが鈍いことや、長引く円安が要因。1970年代前半より低く、ドルやユーロ、人民元との差も拡大。主要通貨としての地位が揺らいでいる。
実質実効為替レートは外国為替市場でドルや円が取引される一般的な為替レートとは異なり、主要国の物価上昇率や貿易額といった経済指標を考慮して通貨の総合的な実力を表す。
実質実効為替レートで見ると、円の価値は1ドル=360円時代よりさらに低くて最低更新し続けてるんすよね。
どーすんだろ。 pic.twitter.com/s8uuQfcc3e— 黒瀬雄大 (@KuroseYudai) April 27, 2024
円は対米ドルで34年ぶりの安値だが米ドルのみならず様々な通貨に対する実質実効為替レートは54年ぶりの安値。対米ドルの34年前の水準と比べても4割も安いのは主要通貨全てに対して弱いこと。円安というより突出した「円弱」の状態。これは日本の人口減少、競争力低下、財政問題等の国力の低下である。 pic.twitter.com/7uRw1HPwtw
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) May 5, 2024
今の円安水準だと、もはや国産物は安く輸入品は高いという状態が今後も定着するんじゃないかな。特に先進国からの輸入品は。逆に日本からの輸出は海外で安く売れる。まさに実効実質為替レートが示すように、1960年代に戻ったみたいだ。良い点も悪い点もあるだろうが、大きな変化だ。
— Kenji Shiraishi (@Knjshiraishi) June 17, 2024
実質実効為替レートでは固定相場制時代の低水準に戻ったと言われています。
つまり、円の価値は50年前のドル円360円程度になったともとれると言うことなんですが、、、 https://t.co/m05c5DDjoT pic.twitter.com/qr2G9nwzZj— かるぴひょんはたはた@ミルージュ穏健派 (@hatahata_dayon) April 29, 2024
実質実効為替レート指数が70とは、1970年頃と同じ状態だ。
1970年代の初めは、1ドル=360円の固定為替レートの時代である。
2021年には、それよりも購買力が低くなってしまったのだ。
そして、現在は、それよりさらに低い。https://t.co/Hy1auSytSy— よっしみ~☆🌏 (@yoshimy_s) June 18, 2024
実効為替レートは、二国間の為替レートだけではなく、複数の国との経済的な関係性を反映するため、より全体的な視野で通貨の価値を把握するのに役立ちます。このため、一国の通貨の国際的な競争力を評価する際には、実効為替レートが広く利用されます。ドル円
— AIヌードクリエイター@ドル円、ダウ、ナスダック、日経平均株価、大谷翔平ファン (@fx_seihai) June 18, 2024
#実質賃金上昇率 がプラスに転じないのには理由があります。
円の通貨価値自体を示す「実質実効為替レート指数」が極端に下がっているためです。
基準となる2020年の値に回復させるには、年率9.3%以上の経済成長を4年間続けなければなりません。 pic.twitter.com/lz4FNQSqFp— よっしみ~☆🌏 (@yoshimy_s) June 17, 2024
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