*福島第一原発
6月28日に東京電力は福島第一原発の処理水(汚染水)について、通算7回目となる海洋放出を始めたと発表しました。
東京電力によると、今回の放出量は約7800トンとなり、本年度だけで計約5万8000トンの放出を実施する方向で予定しているとのことです。
東電はトリチウムを含む処理水と大量の海水を混ぜ合わせることで濃度を基準以下に抑えているとしていますが、海洋に大量の放射性物質が蓄積や濃縮するのではないかと懸念する声は多く、生体濃縮の問題を含めて専門家の意見も割れています。
また、諸外国からの批判や懸念の声も残っており、福島第一原発の核燃料回収作業が難航していることもあって状況は全く改善されていません。
福島第1原発の処理水、風評被害へ賠償は120件180億円 7回目の海洋放出が始まる
https://www.tokyo-np.co.jp/article/336686
東京電力は28日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理した後の放射性物質のトリチウムを含む水について、通算7回目となる海洋放出を始めたと発表した。今回は7月中旬の終了を予定している。
海洋放出は昨年8月に始まり、本年度では3回目になる。今回の放出量は約7800トン。トリチウムを含む処理水は、大量の海水と混ぜて濃度を国が設定する排水基準の40分の1未満にする。本年度は計約5万4600トンを7回に分けて放出する。
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