NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、8月5日夜22時26分頃にX1.6クラスの大規模な太陽フレアが発生し、それから2時間後の0時19分にもX1.1の太陽フレアが連続で観測されたとのことです。
1週間ほど前から太陽活動が再び強まっており、複数のMクラス太陽フレアが観測されていましたが、今回のX級はその中でも桁違いのサイズとなっています。
5日朝から世界中でMクラス太陽フレアの磁気嵐を観測中で、これから2~3日後に追加でX級太陽フレアも地球と接触する可能性が高いです。
今年5月に数十回のX級太陽フレアが発生し、それによって日本を含めて世界中でオーロラが観測されたことが記憶に新しいですが、また同じような感じで太陽活動が激しくなることも浮上しています。
太陽活動は2024年から2025年にかけて最も活動が強まる「極大期」と呼ばれている時期に突入しているため、今まで以上に強いフレアが発生する恐れがあると言えるでしょう。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
宇宙天気ニュース
http://swnews.jp/swnews_infl.html
2024/ 8/ 4 12:04 更新
太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動が少し強まっています。Mクラスのフレアが続いています。担当 篠原
太陽風は、350〜360km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、6nTから10nTへゆっくり上がり、
グラフの最後で8nTに少し下がっています。
やや強まっていますが、変化としては小さいものです。磁場の南北成分は、昨日の夕方以降南寄りになっていて、
-5nT程度の南向きが発生しています。
このため、磁気圏の活動はある程度高まっていて、
AE指数は500nT程度の中規模の変化が長い時間発生しています。
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