*SOHO
日本時間の10月2日午前に太陽の巨大黒点「3842黒点群」にて、X7.1の大型太陽フレアが発生しました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)や宇宙天気ニュースの観測発表によると、このX7.1太陽フレアは発生地点から地球への直撃方向では無いと予想されていますが、溢れ出た一部の磁気嵐が地球と接触する可能性が高いとされ、早ければ10月4日にもX7.1フレアが地球に影響を及ぼすことになりそうです。
具体的には日本時間の10月4日7時頃が太陽フレアの接触時刻となり、日本を含めて強い磁気嵐の影響が出ることになるかもしれません。
規模だけならば今年5月に世界的なオーロラ現象を引き起こした太陽フレアに匹敵する規模で、太陽フレアの接触後は通信障害やシステム障害、停電、それに誘発地震や噴火活動の活発化に注意してください。
2024/10/ 2 12:22 更新
X7.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。担当 篠原
今朝、2日7時(世界時1日22時)に、
太陽の中心部南東側(左下)の3842黒点群で、
X7.1の大規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。この規模に達するフレアの発生は、
世界時5月14日のX8.7以来と4か月半ぶりです。
また、現在の第25活動周期の中では、
X8.7に次いで2番目に規模の大きいフレアです。
アメリカ地磁気観測所
https://www2.irf.se/Observatory/?link=Magnetometers
NASA太陽フレア進路予想
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
NOAA/SWPCの太陽風予報によると、X7.1の大規模フレアのCMEによる太陽風の乱れは、明日の午後、4日16時(世界時4日7時)頃に地球(緑の丸)にやって来るとのことです。到来時刻については、ある程度前後すると考えて下さい。どの様な変化が来るでしょうか。 https://t.co/NowgBjuGoW pic.twitter.com/cs0CXLi4aO
— 宇宙天気ニュース (@swnews) October 3, 2024
【速報】
本日7:20(世界時1日22:20)南半球正面の活動領域13842でX7.1の大規模フレアが発生しました。動画はNASAのSDO衛星が極端紫外線で撮影したものです。(Courtesy of NASA/SDO and the AIA, EVE, and HMI science teams.”) pic.twitter.com/YurglxFdnd
— 国立天文台 太陽観測科学プロジェクト | Solar Sci. Observatory, NAOJ (@naoj_taiyo) October 1, 2024
大規模な太陽フレア発生 今年2番目
☀️ 日本時間2日午前、比較的大規模な #太陽フレア が観測された。最も強い「Xクラス」の分類で、「X7.1」となっている。5月14日に観測されたX8.7に次ぐ今年2番目の規模。… pic.twitter.com/eAesNyTYkf
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) October 2, 2024
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