*国会
石破首相が「高額療養費制度」の負担上限額の引き上げについて、予定通りに実施する方針を表明しました。
NHKの記事によると、最大野党の立憲民主党が負担引き上げの凍結を要請するも、石破首相は経済や物価の動向を踏まえたことし8月からの引き上げは予定どおりに実施するべきだと強調。
来年8月以降の制度のあり方は患者団体の意見も聴いた上で再検討する方針で、少なくとも今年8月の負担増は全面凍結を行う予定はないとしていました。
この問題では石破茂首相が2月21日の衆院予算委員会で、がん免疫治療薬「オプジーボ」や白血病などの点滴薬「キムリア」を参考例にして、「高額な薬剤が医療財政を圧迫している」と説明したことで批判を浴びて炎上する騒動になったばかりです。
患者側からは石破首相の姿勢を問題視する声が相次ぎ、がん患者などの患者団体が引き上げの全面的な凍結を訴えていました。
2月27日にも日本臨床腫瘍学会と日本癌学会、それに日本癌治療学会の3つの学会が合同で反対声明を発表し、「今回の政府案は引き上げ幅が大きく、がん患者さんにとって過重な負担が生じ、本来実施すべきがん治療の実施に大きな弊害が生じることを憂慮します」として政府に見直しを要請しています。
26年と27年はいったん検討という形になりましたが、今年8月に関しては予定通りの実施となったことで患者団体や野党の批判は強まりそうです。
がん患者「生きていてごめんなさい」…高額治療薬を「名指し」され悲痛の声 石破首相は「切り取り」と反論
https://www.tokyo-np.co.jp/article/388267
石破茂首相は26日の衆院予算委員会で、医療費の支払いを抑える「高額療養費制度」を見直す方針を巡り、医療財政を圧迫している薬剤としてがん免疫治療薬「オプジーボ」や白血病などの点滴薬「キムリア」を挙げて批判されていることについて釈明した。「高額医薬品がどういうものか示しただけで、これからも使えるようにするために(方針を)提案している」と述べた。
石破首相、がんや白血病の治療薬を「名指し」して医療費逼迫を強調 患者側から「薬を使う患者を傷つけた」の声
https://www.tokyo-np.co.jp/article/387363
医療費の支払いを抑える「高額療養費制度」の利用者負担を引き上げる政府方針に関し、石破茂首相は21日の衆院予算委員会で、がん免疫治療薬「オプジーボ」や白血病などの点滴薬「キムリア」を例示して、高額な薬剤が医療財政を圧迫していると説明した。患者側から「これらの薬を使って治療せざるを得ない人たちを傷付けた」と問題視する声が上がった。
石破首相 高額療養費制度“予定どおり引き上げ あり方再検討”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250228/k10014736051000.html
立憲民主党が全面的な凍結を求めている「高額療養費制度」の負担上限額の引き上げについて、石破総理大臣は、衆議院予算委員会で、ことし8月からの引き上げは予定どおり行う一方、来年8月以降の制度のあり方については患者団体などの意見も聴いたうえで改めて検討し、ことし秋までに決定する方針を示しました。
「高額療養費制度」負担上限額引き上げ 自公と立民 協議継続
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250227/k10014734851000.html
新年度予算案の修正をめぐり、自民・公明両党と立憲民主党の政策責任者が会談しました。立憲民主党が「高額療養費制度」の負担上限額の引き上げを全面的に凍結するよう改めて求め、引き続き協議することになりました。
会談は27日午前、国会内で行われ、自民党の小野寺政務調査会長と公明党の岡本政務調査会長、それに立憲民主党の重徳政務調査会長が出席しました。
高額療養費 患者団体が自己負担の上限額引き上げ 全面凍結訴え
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250226/k10014734121000.html
医療費が高額になった患者の自己負担を抑える「高額療養費制度」について、自己負担の上限額引き上げをめぐり、がん患者などの患者団体が改めて引き上げの全面的な凍結を訴えました。
国会での予算審議に合わせて、がんや難病の患者らの団体が26日に会見を開きました。
高額療養費、2026年と27年の限度額引き上げを再検討 首相表明 https://t.co/3BWsPY9Enm
医療費の患者負担に月ごとの限度を設けた「高額療養費制度」の制度改正をめぐり、石破茂首相は28日、当初予定していた2026年夏と27年夏の限度額引き上げについて、今秋までに再検討する考えを表明した。
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) February 28, 2025
これは酷い。
高額療養費制度見直しで石破政権は、受診抑制2270億円も想定しています。
トランプには軍事費の更なる拡充を約束し、国民には医療費削減など福祉カット、こんな政権をこれ以上続けさせてはならない。 pic.twitter.com/4VxhtueqQq
— かばさわ洋平 (@ykabasawa) February 13, 2025
がん患者は国庫のために死ねってさ。
これは怒っていいやろ。
石破を退陣させろ。石破首相、がんや白血病の治療薬を「名指し」して医療費逼迫を強調 患者側から「薬を使う患者を傷つけた」の声:東京新聞デジタル https://t.co/qUahhaprUl
— taiwata (@taiwata) February 21, 2025
終わりの始まり。
風邪や湿布などの軽度な病状の医療費の患者負担額を上げるのでは駄目なのかな?
>石破首相 高額療養費制度“予定どおり引き上げ あり方再検討”pic.twitter.com/7SyZuqOyaZ
— ゴースト (@spellzaki) February 28, 2025
“石破茂首相は(中略)がん免疫治療薬「オプジーボ」や白血病などの点滴薬「キムリア」を例示して、高額な薬剤が医療財政を圧迫していると説明”
2024年の売上
オプジーボ1455億円
キムリアは100億程度総医療費46兆円の0.31%と0.02%…
これを名指し?圧迫してるの他にある🤮 https://t.co/p2vNgW6hlw— チクチク@製薬ブログ (@mrnetinfo) February 22, 2025
これは絶対に違う。命を救ってる。キムリアなんて一回だけの治療。名指しするならもっと他にある。
石破首相、がんや白血病の治療薬を「名指し」して医療費逼迫を強調 患者側から「薬を使う患者を傷つけた」の声:東京新聞デジタル https://t.co/I3ieDkJKNQ
— 製薬キャリア 3.0 (こういち) (@seiyaku_career) February 22, 2025
石破首相が3000万円掛かると批判したCAR-T療法。患者さん一人一人に対して遺伝子改変した個別の細胞を作成するため超高額になるけど、世界では複数の人に同時対応できる「既製細胞」の研究も進められている。これが成功すれば医療費も下げられる。だから基礎研究も大切にしてよ!
— 渡瀬ゆず💉 (@kamo_kamos) February 22, 2025
石破首相 高額療養費制度“予定どおり引き上げ あり方再検討”
▶️今年の医療費高騰で治療を諦めるざるを得ない人がいるのに「また来年考える」じゃダメなんですよ
大病を患う人達に【来年】の約束は残酷なんですよ
政治に心がなくなったら終わりです。どうか即時凍結のご英断を
— なのは (@rarananoharara) February 28, 2025
これは死人が出ます。日本人のライフプランには意識せずとも高額療養費制度が組み込まれています。なくなると一度に100万、200万とかかることに。民間の医療保険でもまかなえず、貯金がないと治療を受けられなくなる。
高額療養費、負担増凍結せず
石破首相「制度維持に必要」https://t.co/YV28Y9KvIC— 藤井セイラ (@cobta) February 18, 2025
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