*BBC
中東でイスラエルとハマスの衝突が激化しています。
イスラエル軍は3月19日にパレスチナ自治区ガザで地上作戦を再開し、主要な地域を一部制圧しました。
先日にイスラエル軍がガザ地区に大規模な空爆を行い、それに対してガザ地区の武装組織ハマスもロケット弾発射で報復攻撃を実施しており、その拠点を破壊するための攻撃だとしています。
イスラエルは3月18日から停戦協定を破って大規模な攻撃を開始し、一連の戦闘で数百人の死者が発生。
イスラエル国内でも停戦の維持を求める声が多く、戦闘再開からエルサレムにある国会議事堂前では抗議デモが行われています。
ネタニヤフ首相に対する不満や反発も多数見られ、数千人が集まって「首相は人質やパレスチナ人の命よりも自分の政治生命の方を優先させている!」と抗議の声をぶつけていました。
ただ、イスラエル軍とハマスの双方が激しい戦闘を再開していることから、停戦協定は事実上の崩壊状態になっていると言え、世界各国から衝突の激化を懸念する声が飛び交っています。
ハマス イスラエルに報復攻撃 “商業都市にロケット弾”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250320/k10014755741000.html
イスラム組織ハマスは20日、イスラエル最大の商業都市テルアビブをロケット弾で攻撃したと主張しました。イスラエル軍がガザ地区の住民を殺害したことへの報復だとしています。
これに対し、イスラエル軍は、ガザ地区からイスラエルに向けて3発の飛しょう体が発射されたことが確認されたとしたうえで、このうち、1発を迎撃し、残る2発は空き地に着弾したと発表しました。
イスラエル国会前で大規模デモ 首相へ憤り噴出、戦闘再開で深まる分断
https://www.cnn.co.jp/world/35230745.html
エルサレム(CNN) イスラエルのエルサレムにある国会議事堂前で19日、大規模な抗議デモが行われ、市民がベンヤミン・ネタニヤフ首相に対する怒りの声をぶつけた。ネタニヤフ首相はこの前日、パレスチナの武装組織ハマスとの停戦合意を破ってガザ地区で戦闘を再開した。
テルアビブとエルサレムを結ぶ大通りに集まったデモ隊は、「連立の未来か、それともイスラエルの未来か」という横断幕を掲げていた。
イスラエル軍、ガザで地上作戦を再開 主要地域を一部制圧
https://www.cnn.co.jp/world/35230742.html
(CNN) イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザ地区で地上作戦を再開し、主要な地域を一部制圧したと発表した。前日にはガザ全域を空爆しており、イスラム組織ハマスとの2カ月にわたる停戦は崩壊した。
イスラエルはハマスが人質の解放を「繰り返し」拒否し、仲介国の提案も却下したと非難。一方、ハマス側はイスラエルが一方的に停戦を反故(ほご)にし、人質の運命を危険にさらしていると批判した。

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