*SOHO衛星画像
3月29日未明に太陽で最大規模のXクラス太陽フレアの発生が観測されました。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の観測情報によると、このXクラス太陽フレアが発生したのは日本時間の29日0時(世界時28日15時)で、北東の端の4046黒点群から噴出されたとのことです。
発生場所から地球に直撃はしないと予測されていますが、一部の乱れが今夜から明日にかけて地球と接触する恐れがあると伝えられています。
地球に接触したとしても小規模な乱れ程度になると思われ、オーロラを出現させるような強い乱れになる可能性は低そうです。
ただ、太陽活動は昨年末から「極大期」と呼ばれる非常に強い時期に突入しており、これから夏にかけて太陽活動がかなり強まることになるかもしれません。
昨年の太陽フレアを超えるような大規模フレアが発生することも考えられるため、引き続き太陽活動には注意が必要です。
カナダ地磁気観測所
https://geomag.nrcan.gc.ca/plot-tracee/ssp-1-en.php
NASA太陽フレア予想
https://www.swpc.noaa.gov/products/wsa-enlil-solar-wind-prediction
2025/ 3/30 12:24 更新
太陽風の速度は下がり、平均的な状態に戻りつつあります。磁気圏は穏やかです。担当 篠原
昨日のニュースで紹介した、
X1.1の大規模フレアに伴って発生したCME(コロナ質量放出)について、
SOHO衛星LASCO C2、C3の画像が追加されたので、
動画を改めて掲載します。太陽の左上寄りにコロナのガスが大きく広がっています。
青色のC3の画像を見ていると、
太陽風の乱れの右端は太陽と重なるくらいになっています。
太陽風の弱い乱れが地球へもやって来るかもしれません。

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