*気象庁
7月30日に発生したカムチャツカM8.8巨大地震が北海道沖の地震を誘発させてしまう可能性が浮上しています。
今回のカムチャツカ巨大地震に匹敵する規模の地震は過去にも1952年に観測されていますが、この時は3月4日10時22分に十勝沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生していたのです。
1952年11月4日 カムチャツカ地震M9.0
1952年3月4日 十勝沖地震M8.2
発生時期に半年以上のズレはあるも、マグニチュード8クラスは数十年に一度しかなく、それが同じ年に近場で連動して発生するのは異例中の異例だと言えます。
これは気象庁も公式ホームページに掲載している日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の地域に属している場所で、1952年の十勝沖地震では高さ6.5メートルの津波が観測されました。
死者・行方不明者は33人となり、家屋の全壊は815棟を記録した大地震で、今回のカムチャツカ大地震においても同じような連動地震の発生が危惧されているのです。
ただ、前回のカムチャツカ大地震とは違って、今の十勝沖は東日本大震災の影響で南方向からも大きな歪みによるエネルギーが発生していると考えられています。
つまり、北のカムチャツカ巨大地震と南の東日本大震災という形で、その中心に位置している北海道に大きな歪エネルギーが溜め込まれてしまっている可能性があるということです。
歪のエネルギーが増えれば増えるほど本震のエネルギーも増えることから、十勝沖で大きな地震があまり起きていないことも不気味で、過去の大地震と同じようにカムチャツカ地震と連動して、北海道地震が近い将来に起きることは警戒しておく必要性があります。
十勝沖地震(1952年)
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/calendar/17/
1952年(昭和27年)3月4日10時22分頃に十勝沖を震源とするマグニチュード8.2の地震が発生し、浦河町、帯広市、釧路市などで震度5を観測した。
地震の揺れによる被害は十勝・釧路地方の低湿地で、また、津波の被害は釧路・根室地方の沿岸部で大きく、津波の高さは厚岸町で6.5mに達し、死者・行方不明者は33人、家屋の全壊は815棟にのぼった。
カムチャツカ地震(カムチャツカじしん)は、1952年11月4日04:58(現地時間。協定世界時では11月4日16:58)にカムチャツカ半島沖(北緯52.3度 東経161.0度[1])を震源として発生した超巨大地震である。

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