TPP11(環太平洋経済連携協定)にタイが参加の方針を伝え、これを日本側も歓迎すると発表しました。
報道記事によると、茂木経済再生担当大臣はタイでソムキット副首相と会談し、タイ側から「TPPのような自由で公正な新しいルールはタイにとっても非常に重要であり、各省庁に対し、加盟に向けた準備を進めるよう指示している」などと前向きなコメントを貰ったとのことです。
これに対して茂木経済再生担当大臣は「大きな関心を示しておられることを心から歓迎したい」と応じ、各国との橋渡し役を日本が担い、必要な支援を行っていく考えを伝えました。
既にタイはTPP加盟に向けた準備を進めているようで、タイの加盟が実現した場合、TPPの加盟国は12ヶ国になる見通しです。
一方で、日本がラブコールを送っているアメリカの方は、TPPよりも日本単独での自由貿易協定(FTA)の締結を要望しています。FTAだと日本とアメリカが一対一の立場になることから、TPP以上に厳しい条件を要求される可能性が高いです。
米、対日FTAに期待=TPPは「欠陥」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180502-00000005-jij-n_ame
【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は1日、ワシントンの米商工会議所で講演し、日本との経済関係について「いつかは自由貿易協定(FTA)を結びたいと思う」と語った。
TPP タイ新規加盟へ日本支援 緊密に連携で一致
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180502-00000005-jij-n_ame
タイを訪れている茂木経済再生担当大臣はソムキット副首相と会談し、日本を含む11か国が署名したTPP=環太平洋パートナーシップ協定に、タイが新たに加盟できるよう緊密に連携していくことで一致しました。
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