5月14日のイスラエル建国記念日に合わせて行われたパレスチナ人の抗議デモにイスラエル軍が銃撃を繰り返した事件を受けて、国連の安全保障理事会で緊急の会合が開かれました。
会議ではイスラエルの行為に抗議の声が相次ぎ、イスラエル側に対して「市民への無差別な武力行使で、国際法に違反している」などと批判の言葉が飛び交います。
これに対してアメリカのヘイリー国連大使は「ガザでの暴力の原因が大使館の移転にあるというのは全くの誤りだ。暴力はイスラエルの存在を否定するものが引き起こしている」と反論し、パレスチナ側を批判していました。
今回の事件を重く見たアラブ諸国は会合を要請し、パレスチナ住民の保護を求める決議案を提出する方針です。
ただ、パレスチナ住民の保護決議案はアメリカなどが反対すると見られ、拒否権を行使されれば、可決するのは不可能となります。トルコとイスラエルの対立関係も激化している状態で、中東情勢が悪い方向で動き出しているところです。
安保理で緊急会合 イスラエル軍の発砲に非難や懸念相次ぐ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180516/k10011439951000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_027
アメリカ大使館のエルサレムへの移転に抗議するパレスチナ側のデモで多数の死傷者が出ていることを受けて、国連の安全保障理事会で緊急の会合が開かれ、イスラエル軍がデモ隊に実弾を発砲したことなどに各国から非難や懸念の声が相次ぎました。
トルコとイスラエルの対立深まる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180516/k10011440001000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_015
アメリカ大使館のエルサレムへの移転に抗議する多数のパレスチナ人がイスラエル軍の発砲で死傷したことをめぐり、これに批判を強めるトルコとイスラエルは、互いに外交官を事実上追放したり、激しい言葉で非難し合ったりして対立を深めています
What a shot. Palestinian protestor using a tennis racket to smack back a tear gas canister fired by Israeli troops. [Reuters] pic.twitter.com/4kvOx4tDGR
— Shadi Rahimi (@shadirahimi) 2018年5月14日
米国大使館のエルサレム移転に抗議するガザ地区での集会で、パレスチナはイスラエル軍の発砲による死者は55人、負傷者は2700人に上ると。自治政府は「虐殺」、国連は「甚だしい人権侵害」と非難する一方、イスラエル政府は「国境防衛権」を主張しています(英語記事) https://t.co/GNdykatBLL https://t.co/JzSQHM83rh
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) 2018年5月15日
トランプ大統領が駐イスラエル大使館をエルサレムに移すことに猛抗議して、多くのパレスチナ人の命が奪われたことに心から哀悼の誠を捧げたい。先日パレスチナを訪れた安倍首相はお金を出すからトランプの言うことを聞けとの趣旨の発言をした。中東和平の仲介どころか対米従属の姿勢は火に油を注いだ。
— 鳩山由紀夫 (@hatoyamayukio) 2018年5月15日
イスラエルはイランの脅威をアメリカに訴え、トランプはそれに呼応してイランとの核合意から離脱した。サウジアラビアは今や宿敵とするイランを追い詰めるのは大歓迎だから、米大使館のエルサレム移転にも沈黙。恥を知れ、と言っても無駄なのは分かっているが。人の尊厳を踏みにじる行為は許しがたい
— masanorinaito (@masanorinaito) 2018年5月14日
丸腰で抗議行動をしているパレスチナの市民に無差別に銃弾を浴びせるイスラエル軍。狂ってる。 https://t.co/duGsurJ4mD
— 布施祐仁 (@yujinfuse) 2018年5月15日
現場で見ていてわかったが、イスラエル軍のスナイパーは特に理由もなく、適当に目についた人間を撃っているものと思われる。遠くからなので、何の警告もなく撃ってきて、足とかではなく胴体、つまり殺す気で撃ってくることも多い。 #ガザ
https://t.co/UHzHeNYvIY— 志葉玲 (@reishiva) 2018年5月15日
イスラエルというクズ国家がユダヤ人の国であることに強い違和感を覚える。自身の被虐体験はどうして活かされないのか。パレスチナ人を平気で殺す、その心には弱者の苦悩への共感はないのか。なぜ植民政策を進める。なぜエルサレム独占を図る。アンネ・フランクはさぞ嘆いていることだろう。
— 中川 均 (@naka8952) 2018年5月14日
今日は身体が痛くて動かない。昨日5月14日はアメリカが大使館をエルサレムに移転したのを受けて、パレスチナの人々は怒りをあらわにした。ガザ地区のイスラエル境界沿いでは、人々が歩いている。それにしても皆よく歩く。私はついていくのが精いっぱいだった。 pic.twitter.com/GRyjihvBDV
— 古居みずえ (@huruim) 2018年5月15日
イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ラマッラのアルビーレ村上空でドローンから催涙弾を撃ち込んだ。地元ジャーナリストによると、ガザ以外のパレスチナ自治区でドローン攻撃があったのはこれが初めて。イスラエルとパレスチナの関係はいっそう緊張するものとみられる。#Nakba70
— 田中龍作 (@tanakaryusaku) 2018年5月15日
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