仮想通貨「モナコイン」(MONACOIN)に攻撃があり、モナコインのブロックチェーンが書き換えられたことが分かりました。ブロックチェーンは仮想通貨の柱となる技術で、これが書き換えられたのは史上初めて。
発表によると、5月13日から15日までに複数回の攻撃があり、海外の取引所で約1000万円の被害が発生したとのことです。各国の取引所はモナコインの扱いを一時停止にするなどの対応をしています。
今回の件で問題となっているのはブロックチェーン技術を利用した攻撃があった点で、業界関係者からは「対策を迫られる」「仮想通貨全体に影響を与える」などと驚きの声が相次いでいました。
しかも、ブロックチェーンの根本的な弱点をついてきた攻撃だったことから、対策方法も限られている点が問題視されています。犯人も特定出来ておらず、これからの動き次第では仮想通貨全体を揺るがすことになりそうです。
ちなみに、モナコインの価格は今回の騒動で急落しています。
モナコインのブロックチェーン、攻撃受け「巻き戻し」 国内取引所も警戒
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/18/news071.html
国産仮想通貨「モナコイン」(MONACOIN)のブロックチェーンが5月15日までに、マイナー(採掘者)による攻撃を受け、巻き戻し(Reorganization/Reorg)が複数回起きた。このため、海外のある取引所で約1000万円の被害が出たようだ。モナコインを扱う国内取引所も17日夜から、モナコイン入金に必要な承認数を上げたり、入金を一時停止するなどの対策を採っている。
一応説明しておきますと、先日bitcointalkに投稿された物です。5月13日から5月15日位まで頻繁にreorg(ブロックチェーンの巻き戻し)が最高20block単位で発生していました。そのため承認数を上げる、もしくは入金の停止を取引所は対策として行うと思われます。
— 分散型老害 ✞脇P✞(jinP) (@WakiyamaP) 2018年5月17日
Block withholding attackが検出された為、現在モナコインの入金を停止しております。
ブロックチェーンの安全性が確認され次第、入金を再開致します。
ご迷惑をおかけ致しますが今しばらくお待ち頂けますと幸いでございます。— ビットバンク bitbank, Inc. (@bitbank_inc) 2018年5月17日
今回のモナコイン攻撃は「ブロックチェーンがはじめて合意なく書き換えられた事例」 PoWを採用している全ての仮想通貨に起こり得ると警戒が広がっている https://t.co/udSeAB77Ou
— 岡三マン (@okasanman) 2018年5月18日
Block withholding attackが検出された為、現在モナコインの入金を停止しております。
ブロックチェーンの安全性が確認され次第、入金を再開致します。
ご迷惑をおかけ致しますが今しばらくお待ち頂けますと幸いでございます。— ビットバンク bitbank, Inc. (@bitbank_inc) 2018年5月17日
モナコインにてreorg(巻き戻し)が発生していたため、現在一時的にモナコイン入金に必要な承認数を上げております。
ご迷惑をおかけいたしますが、安全のため、ご理解のほどよろしくお願いいたします。— Zaif – 暗号通貨取引所 (@zaifdotjp) 2018年5月17日
モナコインにおいて Reorg が発生したことを受け、お預入に必要な承認数を一時的に上げました。
本事象に関しまして、お客様の資産に影響はございませんのでご安心ください。— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年5月17日
Block withholding attack=別名セルフィッシュマイニングについて簡単に解説しますね。
普通ブロックをほったらすぐブロードキャストします。無効になったらやだからね。でも次のブロックが掘るのが優位な場合、ブロードキャストせずにそのまま自分だけ掘り続けるというのもあり。— ビッグストーン Bigstone (@bigstonebtc) 2018年5月17日
モナへの攻撃の場合、ブロックをブロードキャストせずに自分だけで掘り進めます。当然、他の人もほっているわけなんですが、自分はうらで表のチェーンより先にほっていればOK。今回は6個も7個も先堀りしてたわけですね。
— ビッグストーン Bigstone (@bigstonebtc) 2018年5月17日
個人的な感想メモ
悪い点:
・暗号通貨全体への不信UP
良い点:
・懸念されていた事象の初観測→業界全体の危機意識UP
・速度や手数料以外にコイン自体のセキュリティ性能への注目UP(「除草剤」効果も期待できる)
・KYC(顧客確認)しっかりしない取引所は痛い目見る前例にhttps://t.co/A6ejnmwJD5— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) 2018年5月18日
この問題はさ、モナコインだけじゃなく、BTCもBCHも同じ立場なんだよね。ブロックチェーンの設計はどうあるのがベターかっていう。でもこういう混乱に乗じて、コア派は0承認ヤベーぞ!とかPoSはもっとヤベーぞ!とか便乗するから、彼らはあちこちから嫌われるんだよ。ほんとファッキュー。
— ブロックちゃん (@block_chan) 2018年5月17日
日本初の暗号通貨が世界初?のSelfish mining攻撃事例に遭った、という事で良いのかな。「理論上こういう攻撃が可能ですよね、ですからセキュリティが」「はいはい、それよりも送金速度と手数料が云々」という雰囲気のあった暗号通貨に一石を投じた感ある。 $MONA
— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) 2018年5月17日
今まで「机上の空論」と思われていた攻撃が実際に起きたのはデカイ。今までの、セキュリティよりCM優先するお粗末な取引所が粗相したみたいな話でなく、ブロックチェーン自体の脆弱性(?)絡みの話で、暗号通貨的にマイナス事件なんだけど、不謹慎ながら台風のワクワク感あるhttps://t.co/dKvmaKJqOq pic.twitter.com/Mf5puwbvXK
— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) 2018年5月17日
今回のモナコインの攻撃をたとえ話で説明するとするなら、
銀行で通帳を作って取引のたびに記帳してたのに、
ある日記帳しに銀行に行ったらまるまる10行ぶん消えてました的な話
— やまと (@yamatockchain) 2018年5月17日
・「ブロック隠し持ち攻撃」
・被害額、Livecoinでおそらく 23832MONA(約1,000万円)
・対策、Powである以上あまり対策がない
・承認数を上げる以外に有効な手段はない
・ハッシュパワーの低いコインは次々に攻撃対象になる可能性ありふむ🕺🏻
/モナコインへの攻撃についてhttps://t.co/N1a87WZ7yA
— ニシノカズ(´・ω・`) (@nishinokazu) 2018年5月17日
ツイート検索すると 51% 攻撃と勘違いしている勢が増えいてるっぽいのだが
今回のモナコインのチェーンへの攻撃は
理論上は 33% のシェアあれば成功すると言われている別の手法こういうときは正しく怖がらないと
市場に騙されるで #っぽい #しらんけど— Cryptcoin Junkey (@cryptcoinjunkey) 2018年5月17日
【モナコイン攻撃】
1.ブロックチェーンをみんなで繋いでる
2.攻撃者はみんなと違うブロックを並列で繋いでる
3.攻撃者のタイミングで攻撃者が繋いでいたブロックをつなげる
4.そうすると2本のブロックチェーンができてしまう
5.長いブロックチェーンが本物というルールなので、長い方(攻撃者)を採用— さくたん♡リップル (@ripplendayo) 2018年5月18日
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