*文科省
文部科学省の科学技術学術政策局長・佐野太容疑者(58)が受託収賄容疑で逮捕された事件が文科省に衝撃を与えています。逮捕された佐野局長は次官候補にも名前が挙がるエリート中のエリートで、省内での評価はかなり良かったと報道されていました。
実際にメディアの取材を受けた職員のコメントでは、「仕事をたんたんとこなす優秀な上司。家族のことやプライベートなことは言わないタイプだった」というような評価がされており、佐野局長の直属の部下である男性はニュースを聞いて呆然としたとも報道されているほどです。
今回の逮捕について特捜部は佐野容疑者の認否を明らかにしておらず、佐野局長側の意見が全く報道されていないのが気になると言えるでしょう。
佐野容疑者は東京医科大(東京都新宿区)を文部科学省の私立大学支援事業の対象に選定するよう便宜を図る見返りに、自身の子どもを医科大に不正入学させたと報道されていますが、ここまで大きな便宜の見返りが自分の子供の入学というのはかなり稀です。
普通は重要なポスト(地位)を要求したり、何らかの金銭などのやり取りが多いと言われています。
昨年頃から加計学園問題と平行するような形で昨年頃から文科省の不祥事や天下り問題などが表面化していますが、他の省庁でも同じようなことが行われている事を考えると、この流れが果たして偶然なのか疑問の余地があるところです。
安倍政権内で文科省の解体を目指すような動きがあるというような話も聞こえ、かつての大蔵省のような形で解体論が出てくる恐れも否定は出来ないと推測することが出来ます。
文科省局長を逮捕 受託収賄容疑 子の大学合格見返り
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201807/CK2018070502000157.html
東京医科大(東京都新宿区)を文部科学省の私立大学支援事業の対象に選定するよう便宜を図る見返りに、自身の子どもを医科大に不正入学させてもらったとして、東京地検特捜部は四日、受託収賄容疑で、同省科学技術・学術政策局長佐野太容疑者(58)を逮捕した。受託収賄ほう助容疑で会社役員谷口浩司容疑者(47)も逮捕。関係者によると、選定を依頼した贈賄側とされるのは医科大の幹部で、特捜部は在宅で捜査している。
前年度の落選きっかけか=支援事業で東京医科大―文科省汚職・東京地検
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00000011-jij-soci
文部科学省の私立大支援事業の選定をめぐる汚職事件で、受託収賄容疑で逮捕された同省前科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)=官房付=の子どもを不正合格させたとされる東京医科大(東京都)が、支援対象に選ばれる前年度にも事業に応募したが、落選していたことが5日、関係者への取材で分かった。
「官邸のリークなのか」疑心暗鬼の文科省 受託収賄容疑で局長逮捕の衝撃
https://dot.asahi.com/aera/2018070400100.html?page=1
「こんな昭和みたいなこと、誰がやるんだよ」
東京地検特捜部が文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)=東京都港区=を受託収賄容疑で逮捕したと発表。この報道に、文科省内ではそんな怒号が飛んでいたという。
文科省局長が子供を合格させてもらう見返りに私立大学に便宜を図ったとして逮捕。権力の私物化。この国の政権がかかっている病気である。「膿を出し切る」どころかどんどん蔓延。総理が権力を使ってやりたい放題なのだから、下はある意味で真似ているだけ。一刻も早く止めないと、この国は本当に腐る。
— 小沢一郎(事務所) (@ozawa_jimusho) 2018年7月4日
報道各社の報じっぷりを見ていると、村木さんの事件の教訓は、もう忘れられたらしい。文科省を非難するのも、同省職員や医大生の怒りを伝えるのも、事件の全体像や認否が明らかになった後でよいと思う。
— Shoko Egawa (@amneris84) 2018年7月5日
文科省の局長が逮捕された。典型的な権力の私物化であり言語道断。特に二つのことに驚く。一つは文科省の組織的の天下りが問題になっていた時期に本件事案が発生していること。もう一つは補助金等の採択が幹部職員の胸先三寸で決まる現状。内閣人事局で選んだ局長であり、総理出席の集中審議を求める。
— 玉木雄一郎 (@tamakiyuichiro) 2018年7月4日
(会見で)文科省佐野局長の受託収賄罪での逮捕は、文部行政の信頼を失墜させる言語道断の事件。林文科大臣は「誠に遺憾」では済まない。大臣在任中の事件であり監督責任が問われる。「魚は頭から腐る」というが根源には首相の深刻な国政私物化疑惑があり、政治責任が問われる。国会で厳しく追及する。
— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年7月5日
佐野太氏が政策局長に就任したのは昨年なので、バリバリの官邸人事ですね。佐川氏と同じく、これも「適材適所」の人事なんでしょうか?この国も底が抜けましたね。
文科省、佐野太局長を解任 受託収賄容疑で特捜部が逮捕:朝日新聞デジタル https://t.co/ednL5bGqAP
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2018年7月4日
権力の私物化。権力を履き違えることは絶対にあってはならない。
他方、公文書改ざんは何故見逃されたのかとの思いは残る。立法府として佐川証人偽証の疑いには意思を示すべきとの考えは変わらない。
文科省汚職:容疑は東京医科大に便宜の見返りに息子合格 #SmartNews https://t.co/Km8Fx1UB5a
— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2018年7月4日
#報ステ
「文科省の現役局長を逮捕」東京医大に3,500万円の補助金、見返りに裏口入学。
贈収賄・腐敗のトリクルダウン…💧
大学も酷いね。合格を目指して必死で勉強してきた学生も怒るよ。
一方で、加計学園はもっとスケールの大きな贈収賄・補助金詐欺なんだよな。アベ友なら、無罪放免だ😩 pic.twitter.com/4Zt93GeFAn
— 但馬問屋 (@wanpakutenshi) 2018年7月4日
文科省キャリアの息子が3500万の助成金で東京医大に裏口入学の件だけど、真偽はともかく、ワイの友人で某私大医学部に裏口入学したって公言してた開業医のドラ息子、彼の言によると3千万とかだったから、相場観的には適正な金額なのかもしれない。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2018年7月4日
加計学園問題から世論を逸らす為に安倍総理に忖度した官邸からの内部リークか?
文科省局長の受託収賄事件。東京医科大学で裏口入学に関与した人物が特定できなければ受託収賄は成立しない。
にもかかわらず東京医科大学の関与人物を逮捕しないのは特捜部史上初めての司法取引の可能性が高い。
— これは_ひどい (@korewa_hidoi) 2018年7月4日
文科省官僚に頤使されてきた大学人としては、現職局長の逮捕の報を聞いて、絶句するしかない。文科省を廃止して、独立行政委員会みたいな組織を作る方がみんなにとってハッピー。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) 2018年7月4日
文科省局長の逮捕案件、あまりにもベタ過ぎてホントか?と思ってしまうけど、事実そうだとすると、大学の選定における行政裁量の大きさが何より根本問題ということになると思う。
— 2C1Pacific (@2C1Pacific) 2018年7月4日
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