2017年度の世界の防衛支出の統計がストックホルム国際平和研究所(SIPRI)から発表されました。統計結果によると、全世界の軍事費の合計は1兆7400億ドルで、前年度よりも1.1%の増加になったとのことです。
特に増加率が凄まじかった国は中国とインドで、中国は2008年からの10年間で世界一の110%増を記録。次に増加率が高かったのはトルコの46%となっており、全体的にアジアと中東で軍事費の増加が目立っていました。
日本はほぼ横ばいで、中国などの諸外国と比べると控え目な数字となっています。
一方で、フランスはインドに抜かれて軍事費は6位に転落し、各国のパワーバランスが大きく変化していると言えるでしょう。日本としては軍事費を増やすことも視野に入る局面だと言え、巨大化している中国とどのように対応するのかが重要になりそうです。
世界の軍事費 国別ランキング・推移
https://www.globalnote.jp/post-3871.html
2017年世界の軍事費:インド、フランス抜き5位 「意外にも」ロシアは縮小
https://newsphere.jp/world-report/20180515-3/2/
やはり中国だ。2008年比で110%増という世界最大の増加率を記録。絶対値でも同期で最大の伸びとなった。ナショナル・インタレストは、「次に増加率が高かったのはトルコの46%だ。つまり、中国は、世界のどの国よりも2倍以上の割合で軍事費を増やしていることになる」と指摘する。中国の軍事費が世界に占める割合も、2008年の5.8%から13%に増加。一方、アメリカのシェアは同期で42%から35%に減っており、1位アメリカと2位中国の差がどんどん縮まっていることが分かる。
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