韓国の徴用工訴訟で10月30日に韓国の最高裁判所が日本側に賠償を命じる判決を言い渡し、日韓関係が悪化しています。
この訴訟は太平洋戦争中に「徴用工として日本で強制的に働かされた」と主張する韓国人4人が、新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判です。
日本企業に賠償を命じる判決が確定したのは初めてで、今まで日本側は「完全かつ最終的に解決済みだ」と主張していました。
今回の判決を受けて安倍晋三首相は国会で「1965年の日韓請求権協定によって完全かつ最終的に解決している。この判決は、国際法に照らしてありえない判断だ。日本政府としては毅然(きぜん)として対応していく」と述べ、判決の内容に強く反発。
河野太郎外相も「100%、韓国側の責任において考えることだ。そのつもりで交渉にあたる」などと言及し、韓国の対応を批判しました。
衝撃的な判決結果は日韓関係にも影響を及ぼしている状態で、日本政府は韓国のイ・スフン(李洙勲)駐日大使を外務省に呼び、判決内容に抗議しています。
今後は国際裁判も含めてあらゆる選択肢を視野に入れて対応するとしており、徴用工訴訟は国家規模の問題に発展することになりそうです。
河野外相「100%韓国の責任で」
https://mainichi.jp/articles/20181102/k00/00m/010/068000c
河野太郎外相は1日、新日鉄住金に韓国人の元徴用工への賠償を命じる韓国の判決確定を巡り、韓国側が「(日韓で)お互いに知恵を出そう」と呼びかけたことを念頭に「100%、韓国側の責任において考えることだ。そのつもりで交渉にあたる」と強調した。また「韓国側がこの問題を重視していないと見受けられる」と、早期に対応しない韓国政府に不快感も示した。河野氏と会談した自民党の松下新平外交部会長が明かした。
太平洋戦争中に「徴用工として日本で強制的に働かされた」と主張する韓国人4人が、新日鉄住金に損害賠償を求めた裁判で、韓国の最高裁判所が30日、賠償を命じる判決を言い渡したのを受けて、安倍総理大臣は、衆議院本会議の代表質問で、「1965年の日韓請求権協定によって完全かつ最終的に解決している。この判決は、国際法に照らしてありえない判断だ。日本政府としては毅然(きぜん)として対応していく」と述べました。
今回の裁判で「徴用工」だったと称する原告は、実は「募集」に応じた人達で、給与も支払われている。
安倍総理は本日の衆院予算委で、「政府としては『徴用工』という表現ではなく、『旧朝鮮半島出身の労働者』と言っている。4人はいずれも『募集』に応じたものだ」と指摘https://t.co/jXecexCLQd— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2018年11月1日
【河野外相、徴用工問題は「100%韓国側の責任」-産経新聞】
佐藤も「両国が知恵を出し会わなければならない」との韓国側の考えを否定したように、河野大臣も同じ認識を示したようだ。また、佐藤からも事務方に国際社会への情報発信強化を改めて指示。実情の海外発信も大事https://t.co/j6MlgZEZ2i pic.twitter.com/SrxUSgskMN— 佐藤まさひさ(正久) (@SatoMasahisa) 2018年11月1日
徴用工についての韓国最高裁判決は、国際法上も論外だが、戦前は、「徴用」ではなく、自由意思で「出稼ぎ」のために朝鮮半島から来日した者も多い。私の故郷、福岡県は八幡製鉄所、筑豊炭田などがあり、稼げる職場は多かった。地元の歴史を研究したが、彼らと日本人が差別なく働いていた実態がある。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2018年10月31日
「徴用工問題の公正な解決を求める――韓国の最高裁判決について」
見解を発表。たとえ国家間で請求権の問題が解決されたとしても、個人の請求権を消滅させることはないことは、日本政府、日本の最高裁判決も認めています。冷静な議論が必要です。https://t.co/ju2f8pbRL3— 志位和夫 (@shiikazuo) 2018年11月1日
徴用工問題について
加藤浩次「国内のそういう人達が可哀想だからっていう方向に向いて、有罪にしちゃって、日本との関係より内部の人間を取る、でも日本とも上手くやっていきたい、こんなずるいやり方なくないですか?」
金慶珠「韓国から見れば外交戦略」
加「国際社会は認めないって!そんなの!」 pic.twitter.com/e0ZHChZX4G— ブルー (@blue_kbx) 2018年11月1日
ようやく徴用工判決「けしからん」論に疑義を呈する論考が出てきたよ。
抑えた論調だけど、韓国単独の問題ではなく歴代の日韓両政府の問題としたところは秀逸。https://t.co/m6a30GusTW
— Hiroshi Takahashi (@SeroriHitomi) 2018年11月1日
徴用工判決の大雑把な整理。1.日本政府は条約交渉過程で植民地支配の違法性は認めなかった。2.だから請求権協定には、植民地支配に伴う不法行為の賠償は含まれていない。3. 日本の植民地支配はそれ自身が物理的暴力により強制されたものであり、違法である。
— Kan Kimura (@kankimura) 2018年11月1日
朝鮮人徴用工問題で私の印象に残っているのがこの
“日本人労働者の不満をそらすために朝鮮人労働者を差別的に扱った”
というエピソード。
朝鮮徴用工問題は強制労働と未払い賃金がよく取り上げられるけど、朝鮮人労働者に日本人労働者よりも劣悪な労働を強いた民族差別の問題も忘れてはならない。 pic.twitter.com/YW0flRrc5D
— 大神@肉球新党 (@ppsh41_1945) 2018年10月31日
徴用工問題は大変なことになる。どのくらい大変かと言うと、木村幹氏がツイッターに戻ってくるくらい大変なことである。
— ナカジマ (@tomopop21) 2018年11月1日
徴用工判決についての枝野の見解を抜き出してみる。
「徴用工判決は大変遺憾」
10月31日定例記者会見より pic.twitter.com/B4AjE45nwp— mold (@lautream) 2018年11月1日
いいね!しよう