2018年は災害が多発した年になりました。地震調査研究推進本部によると、2018年は震度5以上の強い地震が計11回も観測され、震度1以上の地震を合わせると計2179回になったとのことです。
これは熊本地震があった2016年以来の多さで、全国的に大きめの地震が目立った年だったと言えるでしょう。
世界の異常気象や気象災害を見てみると、アラスカやシベリアで高温被害が発生し、欧米でも豪雨や猛暑の被害が多発。オーストラリア南東部の干ばつや北米の大寒波もあり、世界的にも災害が多い年でした。
2018年に発生した世界の主な異常気象・気象災害は以下のとおりです。
アラスカ北西部~東シベリア東部の高温(1~4、9~10月)
東シベリア北西部~中央シベリア北西部の高温(6、8、10月)
モンゴル中部及びその周辺の多雨(1、7~9月)
北日本~中国北西部の高温(3~8月)
東日本~西日本の大雨(6~7月)
ミクロネシア北西部~東南アジア中部の高温(2、5、7~8、10~11月)
インド北部の砂じん嵐・雷雨(5月)
インドの大雨(6~9月)
中央アジア南部~南アジア南東部の高温(1、3、5~6、8、11月)
中東及びその周辺の高温(2~3、5~6、9月)
スカンディナビア半島北部の高温(5、7、11月)
ヨーロッパ中部及びその周辺の少雨(2、5~10月)
ヨーロッパ中部~南部の高温(1、4~10月)
ヨーロッパ南部~北アフリカ北西部の多雨(1~6、8~10月)
西アフリカ西部~中部アフリカ北西部の高温(6、8~9、11月)
ナイジェリアの大雨(7~9月)
東アフリカ北部~中部の大雨・トロピカルストーム(3~5月)
モーリシャス~南アフリカ北西部の高温(6、8~9月)
米国北東部~南部の多雨(2、5、8~11月)
北米南部~中米中部の高温(2、5~9月)
米国西部の森林火災(7~9、11月)
ブラジル北東部の高温(6、8、9月)
アルゼンチン北部及びその周辺の干ばつ(1~3月)
アルゼンチン北部~中部の高温(2、4、9月)
オーストラリア東部~南部の高温(1、3~4、7、10~11月)
オーストラリア南東部の干ばつ(1~9月)
2018年(平成30年)の世界の主な異常気象・気象災害(速報)
https://www.jma.go.jp/jma/press/1812/21d/worldclim2018.html
2018年の主な地震活動の評価
https://www.jishin.go.jp/evaluation/seismicity_annual/major_act_2018/
A:2018年3月1日 西表島付近の地震活動 M5.6 最大震度5弱
B:2018年4月9日 島根県西部の地震活動 M6.1 最大震度5強
C:2018年4月14日 根室半島南東沖の地震活動 M5.4 最大震度5弱
D:2018年5月12日 長野県北部の地震活動 M5.2 最大震度5弱
E:2018年5月25日 長野県北部(長野県・新潟県県境付近)の地震活動 M5.2最大震度5強
F:2018年6月17日 群馬県南部の地震活動 M4.6 最大震度5弱
G:2018年6月18日 大阪府北部の地震活動 M6.1 最大震度6弱
H:2018年7月7日 千葉県東方沖の地震活動 M6.0 最大震度5弱
I:2018年9月6日 平成30年北海道胆振東部地震の地震活動 M6.7最大震度7
2018年一年間の地震2179回「震度5以上は11回」前年比+154回
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/7/27803.html
気象庁のまとめによると、2018年一年間に国内で発生した震度1以上の地震は2179回にのぼり、前年に比べて154回多いことがわかった。このうち、震度5以上の地震は計11回だった。
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