*INF条約
アメリカがINF(中距離核戦力全廃)条約の破棄を宣言した結果、世界情勢が米ソ冷戦時代に逆戻り状態となっています。
ロシアは条約を破棄したアメリカへの対抗措置として、条約で規制されていたミサイル開発を再開すると宣言。2月2日にロシアのプーチン大統領は「われわれは鏡のように同じ態度でのぞむ。アメリカが条約への参加を停止すると言うならロシアも停止する」と述べ、アメリカと同じように条約を破棄する方向で調整中だと明らかにしました。
更には追加の対抗措置として「極超音速兵器」を改良した新型の中距離ミサイルの開発を始めるとも発表し、大幅な軍備拡張も視野に入れて対応するとコメントしています。
事実上の核軍縮&ミサイル削減の破棄を表明した形で、ヨーロッパなどからは懸念する声が相次いでいました。トランプ大統領は「アメリカばかりが損をしているINF条約とは別の新しい枠組みが必要だ」などと述べ、何らかの新条約を模索するとしています。
今回の条約破棄によって情勢が米ソ冷戦時代に戻ったと言え、これからの世界は混迷の時代に突入することになりそうです。
大国間のせめぎ合いが激しさを増しています。核軍縮条約、INF=中距離核ミサイルの全廃条約の破棄を通告したアメリカに対し、ロシアは対抗措置として条約で禁じられてきたミサイルの開発を始める方針を明らかにし、冷戦後最悪とも言われる両国の対立が一層深まっています。
米 INF条約破棄を発表 崩れた「核なき世界」軍拡も
アメリカのトランプ大統領は、INF(中距離核戦力)全廃条約の破棄について、「アメリカだけが損するわけにはいかない」と述べて、新しい枠組みの必要性を強調した。https://t.co/M0lkY84KAf#FNN pic.twitter.com/Jnk4WOlJsS
— FNN.jpプライムオンライン (@FNN_News) 2019年2月2日
INF条約を破棄した米国が、核搭載も可能なミサイルの配備先として日本を視野に入れているという。その時、日本の非核三原則はどうなるのか?座視している場合ではないだろう。:朝日新聞デジタル https://t.co/Qw5pQnGCHA
— 田井中雅人/Masato Tainaka (@tainaka_m) 2019年2月2日
アメリカはINF条約から脱退し、ミサイルの配備を急ぐが、標的は1400発以上のINFを保有する中国だ。そのために準備する地上ミサイルの配備先に日本も含まれる。トランプ政権は通常兵器に対しても核兵器で反撃することを明言。非核三原則も含め、日本にも影響する。INFは米露だけの問題ではない。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2019年2月2日
欧州だけでなく、アジアにも甚大な影響を及ぼしかねません。米ロだけでなく、中国の核軍拡も加速するとみられます https://t.co/tEtQCzwrds
— 秋田浩之(日本経済新聞) (@Hiroakitanikkei) 2019年2月2日
アメリカが明日にも、INF条約の破棄を通告する見込みです。米ロの核軍縮を規定する新START条約の失効が迫る中で、新たな核軍備管理体制をいかに構築するか。一橋大学の秋山信将教授は、今年は核をめぐる大国間の戦略的関係が変容し始める一年になり得ると指摘します(T)。 pic.twitter.com/bOsCVpTF8X
— 雑誌『外交』編集部(都市出版) (@toshishuppan) 2019年2月1日
仮にINF条約撤廃で米軍に中距離弾道ミサイルが増えると、中国にとって(ただでさえ面倒くさい)日本列島というのがキューバ危機におけるキューバがもっと強力になったような超絶面倒くさい場所になるので、先制攻撃のインセンティブが増して驚異の増加が危機の危険性を高める現象を起こす可能性はある
— プルフェイド・リュパール (@purufeido) 2019年2月2日
INF条約破棄ですか…過去の冷戦みたいに軍事拡張がまた起こりそうですね(´・ω・`) pic.twitter.com/IOgfTWODuA
— しぇる** (@Yunyaz081312) 2019年2月1日
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