独裁者・マドゥーロ大統領に反発する動きがベネズエラ全土に拡大しています。先月に野党指導者のグアイド氏が大統領に就任すると表明したことを受けて、今までマドゥーロ大統領に抑圧されていた人々が全土で一斉に抗議デモを実施。数十万人の国民が参加して、マドゥーロ大統領の退陣を強く求めました。
合わせて中南米や欧米の21か国がカナダで緊急会合を開き、国際社会に対して直ちにベネズエラ国民への人道的支援を行うよう求める宣言を発表。既にアメリカは「グアイド氏を支持する」と表明しており、世界中を巻き込む形でベネズエラ情勢が複雑になってきています。
このような動きに対してローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、マドゥーロ大統領と反政府側の双方が求めれば仲裁に乗り出す考えを示しました。今の時点では大きな戦闘にはなっていませんが、マドゥーロ大統領の弾圧や独裁に激怒した民衆や軍が反乱を起こそうとして衝突寸前となっています。
一方で、アメリカのトランプ大統領は軍隊の派遣も検討中だとコメントし、一部では派遣に向けた準備も行われているところです。
現在のベネズエラはマドゥーロ大統領やその前の大統領の政策失敗によって、近代史上最悪とも言われているほどのハイパーインフレに突入。ベネズエラ紙幣の価値がゴミクズ同然となり、今でもパンを一個買うために数千枚の紙幣が必要な状態です。
ベネズエラの景気を再建することが出来なければ、今後もマドゥーロ大統領への不満は高まることになるでしょう。
↓マドゥーロ大統領への大規模な抗議デモ
政治的な混乱が続く南米ベネズエラをめぐって、中南米や欧米の21か国がカナダで緊急会合を開き、反政府側のグアイド国会議長を暫定大統領として支援するとともに、国際社会に対して直ちにベネズエラ国民への人道的支援を行うよう求める宣言を発表しました。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は、政治的な混乱が続く南米ベネズエラのマドゥーロ大統領が反政府側との仲裁を要請したことについて、双方が求めれば仲裁に乗り出す考えを示しました。
2月2日ベネズエラ全土で行われたデモの様子をまとめました。
画像や動画で見ると様子がよくわかります。https://t.co/WU08iUSqvM— Kanako Noda (@nodako) 2019年2月3日
Una sola voz por la libertad de Venezuela #ElMundoEstaConVzla pic.twitter.com/ouFD2zbtIO
— Roberto Patiño (@RobertoPatino) 2019年2月2日
マドゥロ大統領が「降伏せず、平和と主権を守る人が沢山集まったぜ!」と昨日の政権支持者による集会の様子を宣伝。野党支持者のデモに比べあまり人が集まってないと伝えられるが、苦心して切り取って編集した形跡が伺える… https://t.co/CJhbX98473
— 外山尚之(日本経済新聞) (@NaoyukiToyama) 2019年2月3日
マドゥロ側が昨日のデモの成果を写真で流しているが、どれも同じ場所、同じ角度から撮影されたものばかり。反対派のデモは、全国各地から寄せられたさまざまな街のさまざまな写真が溢れているのと対照的。 https://t.co/E5owgM0YqU
— Kanako Noda (@nodako) 2019年2月3日
Les vengo diciendo que en #Mérida hay un nuevo Paso de Los Andes…Arriba Corazones…#02Feb pic.twitter.com/v7or29rqR5
— Leonardo León (@leoperiodista) 2019年2月2日
ベネズエラ国民はアメリカ政府の介入を歓迎しているのか?とよく聞かれるが、これを見る限り、歓迎していると思う。 https://t.co/9I5zBzokYN
— Kanako Noda (@nodako) 2019年2月2日
El Tigre Anzoategui volvió a rugir mi pueblo… vamos que si se puede🥰 pic.twitter.com/0wSoZpk798
— Hija de Dios #ProtestanteTeam (@Vania_Graciax) 2019年2月2日
欧州各国も続々とグアイド暫定大統領を承認してるなが、日本政府は承認を拒否。
あくまでマドゥロ前大統領の説明待ちとのこと。この無策の理由ですが
①関心がない
②わかってない
③関わりたくない
④ロシア様に忖度
さて、どれ?
https://t.co/KDDvumLyLm— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) 2019年2月5日
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