首相官邸が東京新聞の望月記者の質問を中止するように要請した問題で、東京新聞が反論の記事を掲載しました。
東京新聞は編集局長の臼田信行氏の名前で「【検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ】(下)会見は国民のためにある」というような記事を掲載し、その中で記者会見は国民のためにあるとして首相官邸の要求を改めて拒否すると言及。
記事の最後には「記者会見はだれのためにあるのか。権力者のためでもなければメディアのためでもなく、それは国民のためにあります」「記者会見は民主主義の根幹である国民の「知る権利」に応えるための重要な機会です」と書いてあり、首相官邸の対応を強く批判していました。
この記事はネット上でも反響を呼び、東京新聞を支持するとの意見が相次いでいます。中には首相官邸の意見を支持して東京新聞を批判している声もありましたが、大半は東京新聞の理念に賛同している感じだと言えるでしょう。
短い質問の途中で事務方が何度も質問をせかし、終了を促すのも看過できません。会見時間は限りがあり、「質問は簡潔に」との要請は理解できますが、こんなに頻繁に遮る例は他に聞きません。批判や追及の封じ込めとも映ります。
記者会見はだれのためにあるのか。権力者のためでもなければメディアのためでもなく、それは国民のためにあります。記者会見は民主主義の根幹である国民の「知る権利」に応えるための重要な機会です。
だからこそ、権力が記者の質問を妨げたり規制したりすることなどあってはならない。私たちは、これまで同様、可能な限り事実に基づいて質問と取材を続けていきます。
会見は国民のためにある #編集局長 臼田信行
長官は記者の質問を「決め打ち」と批判したが「決め打ち」なら会見で聞くことなどない。不正確な情報で問いただす場合もある。権力が認めた「事実」。それに基づく質問でなければ受け付けないというのなら、すでに取材規制です。 https://t.co/iiYXespTnv
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2019年2月20日
問題は、権力が認めた「事実」だけしか質問するなというような官邸の申し入れ。会見が何のためにあるのかを理解していないことの証左で、独善性が浮き彫りに。
→東京新聞:(下)会見は国民のためにある 編集局長・臼田信行:検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ https://t.co/nCNyaNKtNC
— 木野龍逸 (Ryuichi KINO) (@kinoryuichi) 2019年2月20日
ついに全面対決。他の新聞社はどうするんだ?https://t.co/cX92tscMRbhttps://t.co/UzxB5GOytEhttps://t.co/1mb8NV5Dnt
— tako (@Tako1949) 2019年2月21日
全ては国民の為に。
権力者から奪い返そう。
みんな立ち上がろうよ。https://t.co/fvuCfnvlfq— 近藤正文(三島市) (@kondomishima) 2019年2月21日
そうなんだよね、特定の記者のためでも無いのよhttps://t.co/zjQsVXsUI5
— ヒネルトジャー (@hinerutojah) 2019年2月21日
東京新聞:(下)会見は国民のためにある 編集局長・臼田信行:検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ:特集・連載 https://t.co/sGZdSng1Mi
ごく一部の国民の代表として記者は質問してるって認めれば、特に問題ないんだが。他の会社だってそうだし、だから色んな会社が集まって質問してる訳
— びしょ (@vipshota) 2019年2月20日
望月衣塑子記者に対する官邸の質問制限と申し入れを丹念に検証し報道機関としての矜持を示す東京新聞の特集記事。
報道の自由を守る闘いの最前線。【検証と見解/官邸側の本紙記者質問制限と申し入れ】
(上)https://t.co/DsZyYS8Z4T
(中)https://t.co/4rkE6wd7SJ
(下)https://t.co/OJh0EKSdXK— 鬼頭暁史🏳️🌈 (@AkifumiKito) 2019年2月20日
東京新聞:会見は国民のためにある 編集局長・臼田信行:官邸側の本紙記者質問制限と申し入れhttps://t.co/PgExe4B32G
官房長官とかが言ってる事実って何やろ、現政権にとっての事実、現政権にとっての都合の良い事実でしかない。モリカケも終わってない、3m井深にゴミがあった?それこそ真実じゃない!— 藤田 章 (@apowerf19681224) 2019年2月20日
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